2009年7月31日金曜日

「ケンミンショー」から「タビうた」

 ケンミンショーは毎回楽しみにしている番組だ。ワンパターンの構成がそろそろ鼻につきだしたが、まだまだ知らない地方の習慣があっておもしろい。とくに毎週必ずある「ヒミツのOSAKA」はネタが良く続くものだと感心する。
 そのあとはNHK「タビうた」で秋川雅史と夏川りみの二人が北海道・美瑛の広大な自然バックに共演していたが、夏川りみの声がまったく秋川に負けていなかった。しかし畑の中にマイクをセットして歌うのは違和感を覚えた。
 秋川雅史は美空ひばりのレパートリーを歌わせると非常にウマイ。今回は聴くことができなかったが、「リンゴ追分」「津軽のふるさと」「川の流れのように」などは最高の出来なので、是非津軽の自然をバックに歌って欲しいものだ。

2009年7月30日木曜日

NHK教育趣味悠々「田部井淳子の登山入門」が始まった。

 全10回の予定で高尾山、金時山、谷川岳、木曽駒、燕岳、そして最後は富士山に挑むそうだ。相方は口から生まれてきたようなルー大柴、 エベレストに女性世界初の登頂に成功した身長152cmの田部井さんが174cmのルー大柴の横に並ぶといかにも小さい。
 しかしなぜか登山家は小さい方が多い。植村直己(162)、 山野井泰史(165)、野口健(169)、 岩崎元郎に至っては147cmという具合だ。アマゾネスの時代なら崖から突き落とされる運命となったであろう。
 わたしは3、4年前、白山で「そこのアンちゃん、今何時け」といわれビックリしたことがあるが、 この番組のせいで山は元気な中高年がトゥギャザーし、あふれかえることになるに違いない。

2009年7月29日水曜日

「晋亮の呟き」における「剱岳 点の記」の考察について

 6月22日の小生のブログで映画「剱岳 点の記」の解説は山の師匠木村先生のブログにいつか取りあげられると思うと書いたが、先生のブログ「晋亮の呟き」で7月16日と27日の2回にわたって、論文ともいえそうな感想文が載った。
 16日の分には「付 木村監督の「剱岳 点の記」のBGMに対する拘り」として映画で使われた曲を順を追って書かれており、最後には「個々の音楽と場面の一致については、映画を観ながら、メモ用紙に暗がりで手元を見ずにメモしたこともあって、後での判読が実に困難で、多分そうでなかったかと想像して当てはめたものもあり、間違いがあるかも知れないことをお断りしておく」とあり、山登りだけでなくクラシックファンでもある先生ならではの内容だ。事実を徹底して精査し、真実を追究する自然科学者の魂の片鱗をを見せてくれた。
 2回のブログはこの映画に対する第一級の資料としての価値があるものに仕上がっている。

2009年7月28日火曜日

「終末のフール」伊坂幸太郎(集英社文庫)

 ある人から伊坂幸太郎が面白いですよと紹介され、とりあえず新聞広告に載っていた文庫を買った。内容は「あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡すると発表されて5年後、犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 」のテーマで短編が8つ続く。地球が滅亡すると知って、自殺したり、暴れたりしてある程度人間の行動の混乱が収まった後の小康状態のときに「死から生を理解する」との設定で話が進む。随所にうまい表現がありそこそこ面白いのだが、読者というよりテーマを企画した編集者へのサービス精神が見え隠れした。 こんなひねくれた感想は60年生きてきて、もうどうでもいいやと思っているわたしのようなものだからか。この作家の場合、最初に読む本ではなかったようだ。不完全燃焼に終わった。

2009年7月27日月曜日

ちょっと恥ずかしい話

 OEK定期公演は最初T君を誘ったが仕事で無理だったので、やはり用事があったカミさんを無理やり連れ出した。そのT君が「どうやった」と来店した。机の上のオペラの本を見つけられ音楽の話になった。中学の音楽で左に作曲家、右に作品名がそれぞれ5つほどあり、関係あるものを線で結ぶという試験の話になり、ハチャトリアン=剣の舞、ボロディン=ダッタン人の踊りなど聴いたことがあればすぐに思いつくが、そうでない場合は単に知識として暗記するしかないので、モーツァルト=フィガロの結婚、ロッシーニ=セビリアの理髪師、ワグナー=ニーベルングの指環、ウェーバー=魔弾の射手まで結んで、結果的に正解だが、最後にプッチーニ=トスカが残ったとのエピソードだった。横で聞いていたカミさんも大笑いしていたが彼が帰った後イヤな思い出がまた甦った。
 中学生のころ、TVで初めてドヴォルザークの「新世界より」を聴いて感動し、母親を連れて横安江町のキバヤシレコードへLPを買いにいった。「新世界より」でなく、「新世界全部」入ったものが欲しいと店員にくいさがったが、「これしかないのですが」と当惑気味な顔をされた。わたしは「新世界より」は「新世界」の一部だと思っていたのだ。従って買わずに帰ったわけだが、のちになってその原題が「From the New World」だと知って顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしたことがある。もうキバヤシレコードには行けず、ほかの店でLPを買ったことはいうまでもない。

2009年7月26日日曜日

探蕎会の会合のようだった。

 昨日の今シーズン最後OEK定期公演はカミさんとでかけたが、「やまぎし」で蕎麦をたべてほろ酔いで現れた木村先生はじめ、探蕎会の会員の方6人とお目にかかった。もっとも私以外は皆さんOEKの賛助会員、定期会員だ。そのなかで世話人の方が4名だったのでつい次回の後半行事の世話人会の話になり8月上旬と決まった。
 演奏曲はシューベルト「交響曲第5番変ロ長調」、ショスターコヴィッチ「ピアノ協奏曲第1番ハ短調」、ハイドン「協奏交響曲変ロ長調」の3曲。席はS席ながら1階の後のほうだったが、シューベルトの途中で早くもコックリする人がいて、頭の動きが気になり、またピアノ協奏曲の楽章の間に、大きな古時計のケータイの着信音が聞こえ、ピアノの市野あゆみさんが思わすその方向をみたほどで、マナーに問題があった。
 7月はこれでコンサート2回、オペラ1回と愉しむことができ、夕食後もプッチーニ「ラ・ボエーム」をiPodで聴いた。しばらくはクラシック漬けになりそうだ。

2009年7月25日土曜日

オペラにどっぷり

 オペラといった途端に、懇意にしていただいている先生が「新潮オペラCDブック」をドサッと貸してくれた。 オペラを愉しむには予備知識が必須で、 自分でも入門書を読んでいるところだが、詳しくなるとより愉しみが増す。借りた本の巻頭に監修者の永竹由幸氏の「オペラと歌舞伎ーそれは道楽の極みである。人間の余剰なエネルギーは権力闘争に向かえば戦争となる。かといって、快楽のみに向かうと退廃となる。だが、その際の官能的欲求をを美的に浄化させていくと、その先に素晴らしいものが待っている。それが日本では歌舞伎となり、ヨーロッパではオペラとなった」とある。けだし名言である。
 わたしはまだまだ道楽を愉しむほど、精神的にも経済的にも余裕がないし、オペラはハマルとヤバそうなので敬遠していたが、このところiPodでオペラばかり聴いている。さらにその先生から都合で行けなくなったとかで、今日のOEK定期公演のチケットまでいただいた。
 本、音楽、酒、料理、山など大脳をグリグリ刺激して知的好奇心に揺さぶりをかけてくれるかたが多いので幸せものである。

2009年7月24日金曜日

画集「稜線の風の如く 犬塚勉」届く。

 彼の絵を日曜美術館で観て息が止まるほど感動したが、作者の犬塚勉の情報が余りにも少ないので画集を注文したのだが、収録作品の「林の方へ」「縦走路」「梅雨の晴れ間」「午後の林」「山の暮らし」「縞リスの食卓」「ブナの森からⅡ」「二本のブナの木」「暗く深き渓谷の入口Ⅰ」「暗く深き渓谷の入口Ⅱ」 「ひぐらしの鳴く」(表紙) はもちろんだが、彼の制作ノート、没後20年展のギャラリートークなど作者のプロフィールを知って、理解の助けにしようと思った。
 わたしと同じ1949年生まれ、学生運動が吹き荒れ、大学では芸術においても既存の手法や解釈を否定する風潮の中で、なぜその後このようなリアリズムの作品を描いたのか興味があった。読んでみると絶筆となった「暗く深き渓谷の入り口1」(7/14参照)の制作ノートにある「人が自然を愛し、自然に強くひかれる究極的な要素を、絵画の力で表現。「風景画」ではない、自然と、私の心ととけ合うところ」中略「本当の場所以上に美しく絵としてまとめあげることが可能であるとしても、しょせん本物にはかなわない。もっと強烈に私自身にかかわる、深い思いが絵にあってもよい」いう言葉で彼の絵から受ける草木1本から何ともいえない生命力が伝わってくるのがわかるような気がした。
 彼の作品は奥様の意向で販売されないようだが、売れないものを展示する画商や無名の画家の作品を展示する美術館の心意気もたいしたものだ。早速「縦走路」を額装し、机の前に飾った。

2009年7月23日木曜日

46年ぶりの皆既日食に思う。その2

 今朝の読売に46年前の日食の際、毛利さんは余市高校1年(のち北大理学部)だったが、当日は体育祭で、学校を休むことを先生は許してくれない。さぼって網走に行き、日食を見た。のちに眠りの中に、何度も真珠色のコロナが現れたということが紹介されていた。
 そういえば当時の高校の先生は自由気ままを許し、余程の事がない限り怒ったりせず目をつむってくれていたような気がする。それに増長して、好き勝手をやっていたものと、一生を左右するような出来事をずっと胸に秘めていたものとの違いがある。真面目で決して学校を休むことなどないような毛利さんなので正直驚いた。
 決意とその持続がいかに大切かは勉強のみならず、人生のあらゆるところで試されるものだが、多感な中学高校生のころに強烈な経験をすることはとても大事だ。

2009年7月22日水曜日

46年ぶりの皆既日食に思う。

 今朝のめざましテレビで屋久島から宇宙飛行士の毛利さんが46年前の高校生の時に皆既日食をみて科学者になる決意をしたと語っていた。調べるとあのときは北海道の一部でみられたようだ。わたしは14歳で中学生だったが、まったく記憶がない。日食の記憶は小学生の時、校庭でスリガラスにススを塗ったもので空を見上げたことを覚えている。そのあと天文クラブに入ったので、やはり影響を受けていたのかも知れない。5年生か6年生の時、宇宙博(人類初の宇宙飛行士ガガーリン少佐を記念するものだったような気がする)を見学し、クイズに全問正解し、分厚い宇宙博の記録本をもらった記憶がある。かたや夢叶って宇宙飛行士、こなた夢破れてしがない本屋、結果はずいぶん違ったものになった。

2009年7月21日火曜日

「TURANDOT」残念編

 オペラはCDで聴いていても情景が解らないと感動はイマイチだが、DVDなら楽しめる。そこて市内で一番大きなTUTAYAへいってレンタル作品があるかチェックしに行った。残念ながらDVDは「3テノール」だけ、しかしこれはCDでもっている。CDはサバータ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団のプッチーニ「トスカ」マリア・カラス(フローリア・トスカ)、カール・ベーム指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団のモーツァルト「フィガロの結婚」フィッシャー-ディスカウ(アルマヴィーヴァ伯爵)、クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団のヴェルディ「椿姫」イレアーナ・コルトバス(ヴィオレッタ・ヴァレリー)、ドミンゴ(アルフレート・ジェルモン)の3作(すべて全曲)しかなかった。どれも有名な作品で部分的には聴いたことがあるが全曲はない。全部ピックアップし、レジへいくともう一作借りると一週間で千円ですといわれ、やけに薄いなと思ったが「TURANDOT」があったので追加した。帰ってiTunesにインストールすると、「TURANDOT」がどうもおかしい、ジャケットをみると小さく「フィギュア・スケート・ミュージック」とあった。やられた。これは分類からいえばオムニバスの場所に置くべきやろ。

2009年7月20日月曜日

歴史に残る試合だった。 (全英オープン最終日)

 何かが起こりそうな予感でTVにかじりついた方が多かったのではないだろうか。59歳のワトソンが130数年ぶりにメジャー最年長優勝記録を10歳以上短縮する瞬間をみるために。
 そしてそれは18番2ndショットまではほぼ間違いないと思われた。しかし結果はボギーとなり、プレーオフで36歳のシンクに敗れた。
 敗れたワトソンの表情は涙が浮かんでいたように見えたが、神様の思し召しとの運命を受け入れていたようでもあった。時計は午前3時半を過ぎていた。

2009年7月19日日曜日

TURANDOT@金沢歌劇座

 オペラはCDで聴く場合はエッセンスだけでトゥーランドットの場合、Nessun dormaはパヴァロッティやドミンゴは何回も聴いているがオペラで三幕全部は初めて。演出が狂言の茂山千之丞なので能・狂言・歌舞伎の衣裳や動きを駆使していたが、デーモン小暮のようなメークをしたトゥーランドット姫(マリアナ・ツヴェトコヴァ)、呉服屋の若旦那のような羽織を着たカラフ(アレクサンドル・パディア。 声の艶や伸びはイマイチだがよかった)、散髪屋のマークのような衣裳のピン・パン( 萩原潤のバリトンはよかった)・ポンは意欲的だが賛否は分かれるだろう。
 写真のプログラムの書は斉藤女史が自分が書いたものですと開演前にいつもの着物姿でわたしの席まできて説明された。確かに舞台の左右に置かれた「会別氷火妖金愛死」の文字はストーリーの理解の助けになっていた。席はオーケストラピットから3列目でスゴイ迫力。
 王子カラフへの想いを寄せる召使リュー役の小林沙羅は清楚なスタイルと自然なメーキャップでイメージ通り、愛を貫くため衛兵の剣を奪い取って自刃するシーンでは感極まり、一つ隣の若者が泣いていた。目の前のハープ奏者も肩が震えていた。
 歌劇座は狭いので大道具は階段だけ、電光掲示板のような字幕は興ざめだったが、そんなことを忘れさせるほどの感動だった。

2009年7月18日土曜日

眠テエ

 夕食後、11時10分からの全英オープン、2日目をみる予定で、それまで新聞の番組欄で小間井藍子の「人生で大切なことはすべて、鬼平が教えてくれた。そんな気がしないでもない」の案内になるほどと思い、久しぶりに「鬼平犯科帳スペシャル」を観た。おかげで7時に帰宅してから「NHKニュース」、「ナビゲーション」、「ぴったんこカン・カン」、ここからは一人で「鬼平犯科帳」、「全英オープン」と続けてTV三昧。雨が降り出し、石川遼がスコアを1つ落とし-1になったところで睡魔に負けた。
 今朝予選ラウンドを一緒に回ったタイガーウッズともに予選落ちしたことを知って驚いたが、わたしと同じ年で名門スタンフォード大学出身のトムワトソンが首位で予選通過したことの方が感動した。気品のある表情、オーバースイング気味のコンパクトなフォームも昔のままだった。

2009年7月17日金曜日

シルバー会員の皆さま

 還暦を過ぎたせいなのか最近この手のメルマガが届くようになった。人を年寄り扱いしやがってと反発し、読まずにゴミ箱へ直行というケースが多いが、たまたま昨日は慈悲深い精神状態だったので目を通してみると、これまでに買ったソフトの数、金額によって「シルバー会員」「ゴールド会員」「プラチナ会員」となると書いてあった。ちなみに「シルバー」はウィキペディアでは『老年世代のこと。頭が白髪(シルバー)になることから連想される。ただし和製英語で、語源は日本の鉄道における「シルバーシート」から』とあった。
 意味はわかるが、シルバーばかりでなくハゲの場合もあるし、シルバーandハゲの場合もあるのにと、散髪して夏向きにかなり短くしてもらったら、エッこんなにハゲてた?と少しビックリしたので、そのことが頭に残っていたのかも知れない。
 さらに最近は使われなくなったのか「ロマンスグレー」はウィキペディアではこうなっていた。『ロマンス・グレーとは中年~初老男性の白髪混じりを指す。完全な白髪ではなくあくまで半分以上は黒髪がありつつも白髪が目立つ状態であり、日本では白髪混じりの初老紳士を指すことが多い。最初にロマンス・グレーという言葉が登場したのは作家の飯沢匡の同名小説(昭和29年発刊)の中で採り上げた和製英語からだという。で一般的に定着したきっかけは1955年のアメリカ映画「旅情」で主演したロッサノ・ブラティのロマンス・グレーで女性の人気に火が付き、以後主に経済力も包容力もある魅力的な白髪混じりの男性を指すようになったという』。
 ならば経済力も包容力もないハゲはなんというのだろう。

2009年7月16日木曜日

枝豆初収穫

 校正が終了したので3日ぶりに畑へ。失礼しました型のキュウリ、完熟したトマト、ナス、インゲンと枝豆を収穫した。枝豆はさっそく夕食で第3のビールのツマミにでてきたが、とれたての枝豆のサヤは鮮やかな緑でとても甘い。枝豆をよく食べる新潟では朝昼晩と山盛りになって出てくるが、今年は一杯種を蒔いたので同じことになりそうだ。枝豆はパンパンにサヤがふくらんだものより、チョット手前のものが甘さが強いがなによりとれたてが一番だ。
 さて次は並行して進めてきた「IgG4関連疾患モノグラフ」第2章の校正にとりかかる。この疾患はようやく研究会が発足し、疾患の定義がされたばかりで、まだ論文の段階だが、日本が一歩リードしており、発行されれば「日本発、世界初」のモノグラフになるだろう。

2009年7月15日水曜日

「生命への鍵 ステロイド」校了

 ようやく印刷に回った。第1回目の校正は去年の9月で11月の発行予定だったが、内容の見直しを徹底するため、時間をかけていたら10か月かかり、校正が12校までになった。名誉教授1名と教授2名の執筆といっても、主たる著者は名誉教授なのでほかの教授はご自身の専門領域、ならびに編集補助という役割だった。なかに生化学を専門としている基礎学者が1名参加されているが、校正の仕方は用語の選定から文献のチェックまでおよび、多才な能力に唖然とするばかりだった。世の中には本当に頭のいい人がいるということを知らされた。
 そして昨夜10時からはNHKドキュメンタリー「あと数か月の日々を…宇宙の謎に挑んだ物理学者がんと闘う 迫る死への恐れと向き合う命の記録」で、前にこのブログでも書いたノーベル賞受賞を期待されながら直腸癌のため66歳で逝去された戸塚洋二先生の番組を観た。はじめて奥様や息子さんの姿を拝見して感慨はひとしおだった。

2009年7月14日火曜日

犬塚勉 その2

 さらにネットで犬塚勉を検索してみた。やはり「日曜美術館」での放送の影響が大きいようだ。展覧会は現在、奥多摩総合開発「せせらぎの里美術館」で6月2日~8月30日まで開かれているようだが、長野県東御市梅野記念絵画館で10月17日〜11月15日に開かれる予定なので、ここへはぜひいってみたいが、待ちきれずに「多くの皆様からのご要望にお応えして、新しい画集「稜線の風の如く 犬塚勉」を1000部限定で刊行しました。」とあったのですぐに申し込んだ。以下はスーパーリアリズムとされる代表作の「梅雨の晴れ間」「縦走路」と絶筆となった「暗く深き渓谷の入口」。
 すぐに画集を注文したのに先ほど「ご注文ありがとうございます。大変多くの方々からご注文を頂き、現在在庫がない状況です。増刷を進めておりますが、印刷の完了が7月末頃の予定で、発送出来るのはそれ以降になってしまいます」とメールが届いた。TVの影響力は絶大だ。



 

 

2009年7月13日月曜日

NHK教育「日曜美術館」 画家犬塚勉(1949-1988)

 日曜日の仕事は6時までなので、夕食は7時ころになる。娘たちがいると食後のチャンネルを奪われるが8時半ころに帰るとのことだったので、番組欄をみて8時からの「日曜美術館」(再放送)「犬塚勉、登山で心身を鍛えて命の息吹すべて表現しようとした画家38歳で遭難」に興味を惹かれた。まったく名前を知らない画家で生まれはわたしと同じ。美術教師をしながら自然の風景を驚くほどの写実で描く作品に見入ってしまった。最後は「水が描けない、もう一度水を見てくる」と言い残して谷川岳で遭難したそうだ。
 皮肉にもそのあと9時からの番組「官僚たちの夏」は高度成長期を迎えようとしていたころの日本の話。その後の80年代のバブルで浮かれていた時代に身体を鍛え抜いて真摯に自然と向き合って同化しようとした犬塚氏の姿に心打たれた。ぜひ本物の絵を観てみたい。

2009年7月12日日曜日

墓参り

 娘たちが今度は那須高原へ遊びにいっているので、年寄り3人だけで墓参り。いつもは日曜日にあたると渋滞で長時間待たされるので、朝6時にいけば駐車場が空いていると思いきやほぼ満車。午前9時頃から天気が崩れるとの予報のせいだろうか。家族連れの中には小中学生なども混じっており、かたいモンだと感心した。
 母親を家で降ろしてから畑へ。収穫と雑草取りで汗を流し、昨夜のアルコールをスッキリさせた。よって今日は医王山のトレーニングはなし。午後から仕事。

2009年7月11日土曜日

HT-03A発売

 ドコモからグーグルのAndroidケータイが発売になったが、ニュースもなく意外と静かなスタートだった。ドコモユーザーとしては関心があるがネットの情報をみるかぎり、まだ買う気にはならない。iPod touchをWi-Fi環境下で使っているので使いやすさは体験済みだし、スタートしてから1年間でダウンロード数の累計が1億本というAPP Store存在も大きく今のところAppleの勝ち。グーグルの開発者も「PCでできたことはケータイでできるようになる。インターネット検索の会社として、使いやすい検索を開発した」というが「iPhoneにあるような完成形ではない」とiPhoneの優位性を認めている。国内のメーカーもこれからAndroid OSのスマートフォンを開発するだろうから、これから見極めてからでも遅くはない。

2009年7月10日金曜日

犯人は?

 天気が悪いので3日ぶりに畑へ出かけたら、トマトとキュウリが何者かにかじられ、残骸が散乱していた。トマトはそろそろネットをかけて保護しようとしていた矢先だった。
 ナスに直径5cmほどの歯形がついたものがあったので鳥ではないようだ。トマトは完熟したものだけ、キュウリはちょうどよい大きさのものがかじられてる。動物は本能的に食べ頃を知っているのだろう。
 キュウリは3日もたつと「どうじゃ」というほど立派に反り返り、つい「どうも失礼しました」となってしまった。

2009年7月9日木曜日

探蕎会会報45号発行

 店内はエアコンが効いているが、梅雨時の湿気でプリンタの紙詰まりが頻発し、60部印刷するのに半日もかかった。校正に関しては寺田会長や木村先生が積極的に協力していただいているので、発行までの時間がかなり短縮されるのがありがたい。
 会の創始者の波田野会長と松原顧問の追悼号(42号、44号)を無事発行でき、わたしの役目も終わったと思っていたが、こんな半端者を一生懸命もり立ててくれる方の姿をみていると自分勝手なわがままは許されるものではないことを自覚した。
 コールマン博士の本を読み終えた。「資本主義崩壊の首謀者たち」を読んだのでこの本に興味があった。世界を動かす闇の政府の存在は想像できるが、極端になった格差社会、人間の感情を無視する手段はどこかで破綻するのではないだろうか。読んだ本は表紙をブログに載せているがこれは止めた。

2009年7月8日水曜日

雨はありがたいが。

 毎朝4時ころに目が覚めるが、雨の音が聞こえたので畑へ水やりに行かなくていいのでもう一度夢の中へもどる。しかしこういうときに限って7時ころまで寝てしまう。新聞を読み始めるが、2頁くらい読んだところで朝食が並んでしまい続きは食後ということになる。
 この雨ではジャガイモを早く収穫しておいて正解だった。お天道様の状態に合わせて畑仕事ができることはありがたい。ほぼ一日おきに畑へいっているが、今日はこの天気なのでどうなるか。
 T君から借りたジョン・コールマンの本を読み始めた。いろいろいわれている300人委員会の話だ。『イギリスに本部を置く影の世界政府の最高上層部とされる組織。300人委員会の根本思想は、イルミニズム、悪魔主義である。その超国家的組織は超選民主義の究極的な形態であり、その組織構成は、イルミナティ、悪魔主義者を頂点にした巨大なピラミッドである。論者によると、陰謀はイルミナティ他、様々な名称の団体によって遂行されていると言う』(ウィキペディアより)

2009年7月7日火曜日

ジャガイモ収穫終了

 今週は天気がよくない予報だったので、昨日晴れ間に残りのジャガイモを掘り起こした。10kgあった。今年は3畝で合計36.5kgの収穫(種イモは3kg)。ジャガイモはなにもしなくてもさほど収穫量や、病気を心配することはないが、問題はキュウリだ。昨日行くと大半が湿度が高い時(特に梅雨時など)に蔓延しやすい「べと病」に罹っていた。マルチをかけ、水はけ、風通しをよくしていたのに残念だが、無農薬で育てているので仕方がない。1週間で10kgと順調な収穫だったがこれからぐっと減りそうだ。ナスやインゲンは順調に育っている。トマト、枝豆はこれからだが、枝豆は欲をこいてたくさん種を蒔いたので密集して風通しが悪くなってしまった。
 恥ずかしいことにオクラと思って買った苗がツルなしインゲンだった。ホームセンターでだれかが、オクラの場所にインゲンの苗を置いたに違いない。しかし葉の形をみて違いに気づかなかった自分も情けない。植物オンチ(特に花の名前がわからない)のわたしとしては本領発揮というところか。

2009年7月6日月曜日

「富士山頂」と「官僚たちの夏」

 「富士山頂」は70年に 新田次郎の同名の原作(冨士山頂に気象レーダーを建設する話)を石原裕次郎が作り劇場公開されたものをTV初放送ということで期待してみたが、期待しすぎていたせいか落胆が大きく、裕次郎のあまりにも身体の線にフィットしすぎたワイシャツだけが印象に残った。裕次郎の23回忌の様子もニュースでみたが、石原プロというのはなにか勘違いしている団体のように思えた。
 昨夜は「官僚たちの夏」の第1回を観た。城山三郎の原作とはだいぶ違うストーリーだが、それはともかく「落日燃ゆ」の弘田弘毅役や今回の池田勇人役など、何をやっても「華麗なる一族」の万俵大介になってしまう北大路欣也は失笑ものだが、主演の風越信吾役の佐藤浩市はいい役者になってきた。「三丁目の夕日」と同じ昭和30年代の風俗はみていて懐かしい。

2009年7月5日日曜日

医王山2回目

 今朝はふたたびT君と医王山へリベンジ。先週は午後からで暑くて参ったので、5時40分に登山開始。先週と同じコースに挑んだが、よく足が動き白兀まで20分、合計で30分短縮できた。しかし地蔵峠から大沼までは朝露に濡れた草をかき分けて歩くので、ズボンはビショビショ、先頭を歩くと蜘蛛の巣も顔に絡みつくので大変だった。
 今日は母親は観劇、カミさんと娘たちはナゴヤドームへコルテオ(娘たちは3回目、カミさんは娘たちからのご招待)を見に出かけたので、山から戻っても誰もいない。汚れた靴やストックを洗い、洗濯物を出してから店へ。6時まで一人で仕事となるが、昨日でステロイドの歴史の本の最終校正が終了し、探蕎会会報のレイアウトも終わったので気分的に楽、のんびりできそうだ。

2009年7月4日土曜日

「楽譜 いかに書かないか」 高橋悠治

 2日のブログで植木屋の爺さんと書いた作曲家・ピアニストの高橋悠治氏が3日読売の文化欄に載っていた。水曜日にアートホールで行った公演を5日に築地の浜離宮朝日ホールで同じOEKのメンバー5人と演奏するらしい、しかもライブ録音されるようだ。記事にはHPの案内もあり、そのなかで氏は演奏者と共に音楽を作り上げるプロセスを重視するとかで、楽譜には必要最低限の音符と指示しか書かれていないそうだ。
 演奏した江原千絵さんからのお礼のメールの中で「高橋さんは本当に天才で、あの犀星の詩にあの響きを持たせ、あの朗読を重ねるというのは彼以外にはできなかったと思います」とあった。
 しかしテーマとなった犀星の「老いたるえびのうた」は勉強不足でわたしは初めてだった。

けふはえびのやうに悲しい
角《つの》やらひげやら
とげやら一杯生やしてゐるのが
どれが悲しがってゐるのか判らない。

ひげにたづねて見れば
おれではないといふ。
尖《とが》つたひげに聞いて見たら
わしでもないといふ。
それでは一体誰が悲しがつてゐるのか
誰に聞いてみても
さつぱり判らない。
生きてたたみを這《は》うてゐるえせえび一疋《いつぴき》。
からだぢゆうが悲しいのだ。

2009年7月3日金曜日

「私は彼の楽曲の中で育った。私のiPodには今も全曲入っている」

 産経新聞ネットニュースに載ったオバマ大統領のAP通信とのインタビューでマイケル・ジャクソンに対する追悼の言葉の一部だ。グーグルでは彼が亡くなった前後のアクセスが異常に多く、サイバーテロと勘違いしたほどだそうだ。ちなみにカミさんに訊くと高校生の時に「ベンのテーマ」のレコードをはじめて買ったそうだ。そのころ学生だったわたしが聴いていた曲で今もほぼ全曲iPodに入っているのはBee Gees、Simon & Garfunkel、The Beatles、The Carpentersあたりだ(iPodはアルファベット順にプレイリストが並ぶのでこの順番になる)。わたしはオバマ大統領の話の中でiPodがすでに携帯型デジタル音楽プレイヤーの代名詞として通用していることに驚いた。

2009年7月2日木曜日

かなざわ国際音楽祭2009 Part 2

 高橋悠治+オーケストラ・アンサンブル金沢メンバーによる室内楽『バッハ、シューベルトから高橋悠治へ』で、プログラムはシューベルト「ノットルノ変ホ長調」、ヴィラ・ロボス「ショーロ第5番ブラジルの魂」、ハイドン「ピアノ三重奏曲第37番ニ短調」、高橋悠治「老いたるえびのうた」(新作初演 犀星生誕120周年のために)、バッハ「クラヴィーア協奏曲第1番ニ短調」。最後の曲ぐらいは一度聴いたことがあるかも(結局なかった)で、お誘いを受けたときは正直迷った。しかしワイン一杯サービスとパンフレットにあったので、酒につられて出かけた次第。OEKのメンバーはともかく作曲家兼ピアニストの高橋悠治のことはまったく知らなかった。出かける前にネットで調べたが、たいして手がかりは掴めなかった。風貌は小柄で白髪頭の角刈りで、ピアニストというより植木屋の爺さんといったところで、ピアノも上手いのか下手なのかも判断できなかった。会場のアートホールは7分の入り、犀星の詩に合わせた企画は、肝心の詩の朗読が声が小さくて聞こえず、もう少し工夫がほしかった。タイトルのかなざわ国際音楽祭Part 1は?、2008は何だったのかもわからず、消化不良のままの2時間だった。

2009年7月1日水曜日

山開き

 白山や富士山などの山開きの様子が新聞やTVのニュースで流れているが、富士山は積雪が多く8.5合目までしか除雪ができていないという。かたや白山は例年より雪が少ないようだ。山はこれからベストシーズンに入るが、個人的には夏山開きの前の梅雨の晴れ間の時とシーズン終了後の初雪が降るころの静かな白山が好きだ。今年はなんとか加賀禅定道を試したいが、市ノ瀬から釈迦新道を経由し、七倉山分岐から加賀禅定道に入り、調子がよければそのまま一里野まで下り、無理なら奧長倉避難小屋に泊まるという計画を立ててみた。これなら念願の百四丈の滝をみることもできる。今晩木村先生とコンサートで会うのでご意見をうかがおうと思う。