2009年5月31日日曜日

未だに乱読、速読です。

 今週は3冊読んだ。私どもの店は医学専門書しか置いていない書店だが、たまに読めそうな本が入荷すると必ず目を通すことにしている。
 よくそんなに本が読めますねと質問されることがあるが、目の前に興味のある本があったら誰でも開いてみるでしょうと答える。また、なかなか読む時間がなくてという質問も受ける。 わたしよりはるかに忙しい仕事をされていて、わたしの倍くらい読んでいる先生がおられ、実はわたしも同じ質問をしたことがある。 すると忙しいときほど自分の専門以外の本を読みたくなり、 読まないと気がおかしくなるとの答えだった。 そのための時間はなんとかして自分でつくるものだと教えていただいた。実際、時間に追われながら必死に読んだものは意外と記憶に残っているものである。
 そしてもうひとつ本を読む大きな理由はブログを書くようになってから、毎日日常のことばかりではネタに窮するからだ。目的もなく時間つぶしに本を読み始めるとなぜかすぐにまぶたが重くなるものではないでしょうか。

2009年5月30日土曜日

「糖尿病物語」垂井清一郎著



 近代の病「糖尿病」は如何なる道筋で見出されたのか? いまだ謎の多い疾患の根源を探る〝医〟と〝知〟のシンフォニー(帯)とある。医学雑誌「最新医学」に連載されたものを収めたもの。1章:糖尿病物語、2章:肥満の医学と美学、3章:グリコーゲン物語、4章:代謝病の周辺となっている。
 著者は阪大名誉教授。代謝の領域は内科の中でもとくに秀才が集まると聞くが、よくこれほど勉強し研究してこられたと驚嘆させられる。4章の「明日」の医師像の項で臨床家に必要な資質として、「人間好き」と「自己を規制し患者に献身し得る能力」を挙げておられるが、氏の弛みない自己研鑽から生まれた結論なので説得力がある。
 最後にウイリアム・オスラーの有名な「平静の心」の訳本に対し、至言であり敬服の他はないと前置きし、”Listen to the patients, He is telling you the diagnosis”を「フィジシャン・サイエンティスト」の流れに棹さした一人とし声ひそやかにコメントをつけ加えたいと思う。「患者が告げているのは単に診断だけであろうか。時に診断名以上のものを告げているのではなかろうか」と、静かに結んでいる。
 本当の秀才は文系、理系などの次元をはるかに超えた存在であることを実感した。中山書店刊 3,360円

2009年5月29日金曜日

「異端の系譜」 南淵明宏著

 生命のシステムについて啓蒙を受けたあとなぜか発売されたばかりのこの本が目についた。副題は現代医療ナンボのもんじゃい!。著者は心臓外科医、TVなどでおなじみだが、氏の風貌とこのエッセイの内容はまったくそのまんまといったところだ。
 「医者は幼稚な人間性のままずっと野放しにされたままで、暖かい温室の中で自分の世界に閉じこもり、自分本意な人生を謳歌している」(はじめに)という概念で話が始まり、 1章:医者世界の文化人類学的考察、2章:大学病院撲滅運動、3章:夢からのメッセージ、4章:「異端」の系譜と続く。氏の専門の心臓外科の領域は腕一本の世界、ワレこそ一番という自意識過剰の性格でなければできない(本文より)世界に身を置いているものでないと書けない内容の本だ。医者の世界を内側から考察し、矛盾だらけの現状の改革の方針まで書いている。中に学生時代からよく知っている心臓外科医、手取屋教授と浅井教授も登場する。
 ところでタイトルは「スピノザ異端の系譜」からとったものだろうか。
三輪書店刊 1,890円

2009年5月28日木曜日

「死はなぜ進化したか」ウィリアム・クラーク著 岡田益吉訳


 死生論の本ではない。また「性という驚異のシステムが死を誕生させた」(帯)とあるが「性」は生殖の意味でリッシンベン方面の話でもなく、分子生物学から考察した「人」の死の意味を解説した本。「有性生殖では、DNAを積みこんだ生殖細胞を身体から放出して次世代に受け渡すことがその生物にとって最重要課題であって、この大事業が終われば後に残された体細胞は無用の長物となってしまう。自然は不要となった体細胞が自ら死を選ぶように設定したプログラムをそのDNAの中に潜り込ませたのである。不幸なことに、その体細胞というのがわれわれ自身なのである」本文より。
 著者は米国の細胞免疫学者で翻訳は1997年(三田出版会)(原題:Sex & The Origins of Death)で現在は絶版となっている。ある先生からぜひ読んでくださいと勧められた。職業がらこの分野の知識は少しあるが、そうでないかたにも死の生物学的意味の解説はかなり面白いだろう。
 「この惑星上で、人類だけが自然選択という過酷な現実から逃れてきた。このためにわれわれが生み出した精神的余暇がわわれの人生をずっと楽しいものにしたか、あるいは少なくとも人生を我慢できるものにしたかというと、それほど単純ではない」本文より。
 12年前の本だが、神の領域に手をつけたと思えるような近年のES細胞の話などを考えると「驕る人類久しからず」の気がしないでもない。

2009年5月27日水曜日

CNETブログ 「佐々木俊尚 ジャーナリストの視点」より

 今朝のCNETのトップ記事。見出しはこうだ。「週刊誌記者の取材を受けた」「予定調和の世界」「テレビはただの現在にすぎなかった」「テレ朝記者の末路」とあり、最後は「インターネット―お前はただの現在にすぎない」で、内容は以下の通りだ。「ウェブは権力でなければ、清い空間でもない。バカや暇人や悪人やいろんな人間がそこに生息し、毒づいたり感動したり笑ったり誹謗中傷したり、いろんなことをしている。つまりはそれこそがリアリティと言うことだ。テレビや新聞がリアリティをなくしていったあとに、本当のリアルを体現するネットがやってきた。この荒々しい場所はひどい場所だけれども、しかし権力化してステレオタイプな予定調和にまみれてしまったテレビや新聞にはもう期待できないリアルに溢れている。だから私は、この荒々しい世界がどんなにひどい世界であっても、心が汚れる予定調和の世界ではない住み心地の良さを感じている」
 つまらないブログを垂れ流すわたしもそのバカや暇人の一人だが、権力におもねり、強気を助け弱気をくじく既存のマスコミの現状をみているとヤツらよりはましだと思っているがどうだろう。

2009年5月26日火曜日

探蕎会信州行宿泊予約完了

 6月13-14日は春の探蕎会旅行。参加者は9名(男性8:女性1)宿泊は久保副会長から「あさま温泉ホテル玉之湯を手配せよ」と御下命を受けたので、昨日メールで問い合わせをした。今朝返事のメールが届いていたので、宿泊プランに取り組んだ。平均年齢が高いので、バリアフリー和風ツインルームと和室12畳+6畳間の2室、夕食は年齢を考慮してミニ料理コース、しかもご飯の代わりにそばをチョイスした。
 宿の手配は事務局として大事な仕事だが、自分が参加できないので力が入らない。しかし参加する場合はミニ料理コースでなく標準料理コースを選んでいただろう(クレームがきたら変更するつもり)。
 予約は無事終了したが、昨今の不景気で土曜日の宿泊にもかかわらず、苦労しないで第一希望になった。

2009年5月25日月曜日

探蕎会「みどりの里」そば打ち

 24日は25名の参加で会員有志の打った蕎麦を食べる会。今年は丸岡産のそば粉を使い1.生粉打ち(そば粉のみ)、2.外一(そば粉10:小麦粉1)、3.九一(そば粉9:小麦粉1)を食べ比べてみるという趣向。外一(そといち、10:1なので「といち」ともいう)のつなぎ(小麦粉)の割合は1/11だから、9分、九一は1割、わずか1分の違いが分かるのか半信半疑だったが、香り、味は1→2→3、喉ごしは3→2→1の順になることは理論上分かるが、やはり実際は結構バラバラの評価となり、説明なしで食べ比べたら区別がつかなかった。このようなビミョーな違いを感じ取る主催者の塚野さんの味覚はスゴイと感心した。
 もうひとつは「鄙願」である。この酒は端麗なのでこれだけを飲んでいると分からないが、他の酒と飲み比べるとその違いに愕然とする。これだけは酒飲みの皆さんの一致した意見だった。

2009年5月24日日曜日

県庁でソフト不正コピー

 県職員がマイクロソフトのOffice、アドビのPhotoshopなどを550本違法コピーしたとの記事。PCは本体価格がどんどん安くなってきたが、ソフトの価格はあまり安くなっていない。違法コピーが増えて、売上が落ちるから価格が高止まりしている。わたしは仕事でPCを使うのでソフトはすべて購入し、正規ユーザーになっているが、これまでにソフトの購入に使った費用は数百万円になっている。現在のMacも本体価格より、中にインストールしてあるソフトの価格の合計ははるかに上回る。これはどう考えてもおかしい。最近無料のウェブアプリの話題がしばしば登場しているので、有料ソフトの適正価格が問題になっている。不正コピーはやってはいけないことだが、気持ちは分からないでもない。

2009年5月23日土曜日

アップル、「iPod touch」風のタブレットでネットブック市場へ参入か

 今朝のCNETの記事。Appleは2010年の前半に「iPod touch」を大きくしたようなタブレットを発売し、ネットブック市場に参入する可能性が高いという。「iPod touch」と「MacBook」の間にある大きな隙間を埋める製品で、500~700ドル程度の価格になると予想。大画面(7~10インチ)のタッチスクリーンを備えたタブレットが登場すると予測している。
 このうわさはこれまでも何回もでていたが、これほど具体的な記事は初めてだ。今使っているiPod touchのi文庫には最初から151冊分の漱石や鴎外などの青空文庫の作品が内蔵されているが、なにぶん3.1インチでは読みづらい。7~10インチのネットブックの登場が待ち遠しいが、そうなると仕事はデスクトップ、モバイルはタブレットとなるので、ケータイはただのケータイでよくなり、スマートフォンは必要なくなるかもしれない。
 しかしタブレットで本を読むようになると場所も取らず、何冊でも持ち歩けるためますます本が売れなくなるだろう。

2009年5月22日金曜日

打電と書くべきか?

 24日の日曜日は「湯涌みどりの里」で探蕎会毎年恒例のそば打ちがある。メールアドレスのある会員に一斉に集合時間、集合方法などを送信した。昨夜9時過ぎに寺田会長から「前田様 上記のメール受信いたしました。よろしくお願いいたします」と返事が届いていた。陸軍士官学校出の金大名誉教授からの「受信」という言葉をみて、思わず打電と反応してしまった。
 そういえば昔ボーイスカウトに入っていたとき教えられたモールス信号の「トトトツーツーツートトト」のSOSは今でも覚えている。当日は「総員何名、現在員何名」と会長に報告してしまいそうな気がする。会員の皆様、集合は「ヒトヒトマルマル」でございます。

2009年5月21日木曜日

木村先生も「火ート」へ。

 20日の「晋亮の呟き」をみると先生が姪御さんを連れて「火ート」へ行かれたらしい。姪御さんはキレイなかたで一時探蕎会にもおられたのでよく憶えている。土日に用事があることが多いとかで退会され残念に思っていたが、もう50台になったそうだ。こっちも還暦になったのだから当然か。
 ブログを読むとマスターのプロフィールが少し分かってきたがやはり38歳独身、女性に対しては優しく、ワシらのような酒飲みオヤジはなかなかまともに相手にしてもらえない。先生は帰りにコーチンの半熟卵を貰ったそうだが、初めて「火ート」へお邪魔したとき、他の客は皆マスターから卵をもらっていたが、ワシらだけはもらえなかったことを思い出した。先生とはだいぶ差がついてしまったようだ。月一程度行くようになればそのうち名前ぐらい教えていただけるかもしれない。
 「火ート」は「ート」の部分がカタカナなので変換が面倒なので「火ート」を単語登録した。先生!今度は彼女を含め3人でぜひお願いします。
 

2009年5月20日水曜日

畑の支柱立てと赤いモノ

 畑仕事の助っ人をA君にお願いして迎えに行くと、長靴と軍手を用意して待っていてくれた。支柱は長いものは240cmあり、180cm近いA君のおかげでキュウリの支柱とブロッコリーの寒冷紗まで作業が済んだ。
 仕事に戻ると長女が浮かない顔、ブログを読んで赤いモノはワインだけと書いてあったが、先日横浜へ行ったときの土産の「赤い手ぬぐい」を何故書かないとのことだった。「こんなもん頭に巻いたらアニマル浜口になるがいや」といったら「あれは白や」と切り返された。
 験をかつぐわけではないが、赤いずきん・赤いちゃんちゃんこで盛大に還暦を一緒に祝った先生がつい最近二人とも70歳前になくなったことや、父親がやはり還暦祝いの翌年にくも膜下出血で倒れたことも影響していると思うが、還暦の赤には抵抗がある。
 そういえばY君も誕生日の昨日銀行を定年退職したはずだ。22日はその慰労会になっている。今のご時世、60歳はまだまだ若い。これからぞくぞくと元気のいいオトーサンが巷に溢れてくるだろう。
 

2009年5月19日火曜日

NTTドコモ iPhone対抗 グーグルフォン来月にも投入。

 数日前からネットニュースで情報が出だした。つまり家庭内では無線LAN、屋外ではケータイと使い分ける端末で、OSは無償のグーグルのアンドロイドなので、端末の価格が2年契約では2万円台になるという。わたしは現在P905iを使っているが5万円以上もした。TVはついているが、店では電波が弱く、画面がモザイク状に乱れ使い物にならない。メールは「了解」の返事をだすだけ。電話としか使わないので、アップルのiPhoneの登場にはヤキモキしていたが、キャリアがソフトバンクだったので、機種変をする気がなかった。
 これから各社ともいわゆるスマートフォンの発売が相次ぐが、そうなるとパソコンの知識があるとなしとではずいぶん違ってくるだろう。T君がiPhoneに替えた際、販売店のオネーサンもiPhoneをもっているとかで、ならばと質問するとまったくしどろもどろ、あげくの果てに「サービスセンターに電話して下さい」との返事。T君は怒りのあまり、家へ金属バットを取りに行くとわめいていたほどだ。
 ドコモユーザーのわたしは仕方なしに電話機能のないiPod touchを買ったが、これでも充分ネットの恩恵を受けている。希望をいえば各キャリアがどこのメーカーのスマートフォンでも取り扱えるようにして欲しい。わたしはドコモのiPhoneならすぐにも機種変するつもりだが。

2009年5月18日月曜日

ささやかな祝い

 15日は忙しかったので、昨日家で誕生祝いとなった。普段より少しいいワインを開け、献立はステーキだったが、わたしだけ250g、あとは160gとしっかりと差がついていた(自分で選んだのだが)。なにかしゃべらなければいけないかと気が重かったが、普通の誕生日と同じ。還暦の「か」の字も出ず、赤いモノはワイン以外なかった。
 終わってから「還暦おめでとう」のことばがなかったので、カミさんに訊ねると「二人でやりましょう」とのことだった。変なことを日記に書いたので気を遣わせてしまった。

2009年5月17日日曜日

畑作業

 日没で作業が中断となったので、昨日もトマト、インゲンを追加して植え、支柱を立てた。今朝は予報通り雨、しかも風が強いので、支柱で苗を支えないと倒れていただろう。ケータイで撮った写真は、左の3列はジャガイモ(男爵)で、土寄せをして追肥を施した。マルチが4列あり、手前はまだ半分空いているが奧はピーマン、シシトウ、パプリカ、オクラ、インゲン、2列目はトマト、3列目はナス、一番奥はキュウリとなっている。畝の間のスペースをケチったため、よろけると畝を踏みそうになるのが難点。空いているスペースはこれからブロッコリーと枝豆を植える予定になっている。土曜日なのにあとは2家族だけ、静かな畑だった。

2009年5月16日土曜日

ユーウツの対処法

 何もしないで考えこんだり、本を読んだりすると逆効果なので、ここしばらくはひたすらMacのキーを叩いていた。おかげで書店のHPのほかに、シェーグレンの会のHPまでリニューアルしてしまった上、学会用のポスター作成も2件加わったので休むヒマがなかった。気持ちが集中できることに専念することがユーウツ対策には有効だ。
 日曜日は天気が崩れそうなので夕方から、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、パプリカ、シシトウ、オクラ、枝豆、インゲンなど33の苗を植えた。少なくともかれら(野菜)はわたしの世話を必要としているのは間違いない。作業を終え店に戻ると8時の閉店時間だった。

2009年5月15日金曜日

還暦のユーウツ

 今日で満60歳になった。 父の還暦の時と比較してみると体力的には勝っていると思うが、年相応の存在感のない自分をみていると還暦という仰々しい言葉に「誰の話だ?」とむしろ驚きを覚える。
 顧みると20歳のころは東京の安アパートで無能な自分に愛想が尽き、厭世的な気分に沈み込んでいた。卒業しても定職に就かず、今でいう「ひきこもり」状態で、一生どん底のままかもしれないと思っていた。
 このように若いころから「人生は一行のボオドレエルにも若かない」(或阿呆の一生)の前に「自分の」をつけ加えたままの状態から逃れることができないままだった。
 還暦が近づくにつれウツの状態が次第に強くなっていた時、一つの新聞記事が目に留まった。今月8日に83歳で亡くなった名誉棋聖藤沢秀行の型破りで波瀾万丈の人生を真っ直ぐに突き抜けた「死ぬまでは生きる。死んだように生きたくはない」のエピソードで、 軟弱な自分を奮い立たせてくれるような氏の笑顔がそこにあった。涙が出そうになった。
 最後にこのような私がなんとか生きてこれたのは、温かく支えてくれた家族、友人、その他お世話になった方々のおかげだとつくづく感じる。 感謝の気持ちでこの日を迎えたい。

2009年5月14日木曜日

ブログを移転した影響 其の三

 グーグルの登場で、ニフティ、OCN、ヤフーなどのインターネットに接続するサービスを提供するインターネットサービスプロバイダ(ISP)は、電子メールアカウントやHP公開スペースなどを提供するだけではこれからの運営が難しくなるだろう。
 この4月からグーグルのアクセス解析を真似たのか、ニフティがサーバー管理者に詳細なアクセスレポートを提供するようになったのもそのせいかもしれないが、よほどしっかりしたセキュリティを維持しないと生き残りは大変だろう。
 ウェブアプリを使うようになると、PCはネット接続する機能があればよくなり、価格に直結するCPUの能力は大した問題でなくなるかも知れないし、スマートフォンも急速に普及するだろう。従って特殊なアプリを使わざるを得ない作業しかPCを利用することがなくなる可能性もある。
 グーグルのブロガーに移転したことによって、ウェブメールの衝撃(これまでもあったが、機能とスケールでグーグルが圧倒している)、ウェブアプリをみて、自前で買い揃えなければならないアプリやその有償アップグレードはなんぞやという問題に気づいた。  
 そうそう前田書店のHPをリニューアルしました。ブログを独立させたら、訪問数が激減したので、 リニューアルして戻すことしました。お問い合わせのページはグーグルドキュメントのフォームを利用させていただいた。
 グーグルアカウントを取得したことで、これまで見えなかったことに気づいたことは大きな収穫だった。(了)

2009年5月13日水曜日

ブログを移転した影響 其の二

 前田書店のサーバー内で、他に「郷小36通信」(小学校のクラス会)、「探蕎会」(タンキョウカイと読む。そばの会)、「シェーグレンの会」を運営しているが、アクセスの順位は、 2位の「木村晋亮の世界」が抜けたため、前田書店、 郷小36通信、シェーグレンの会、探蕎会の順になった。 郷小36通信の場合は、場所を提供しているだけだが、熱心な数人の常連で運営されており、パスワードで会員以外アクセスできないのに頑張っている。探蕎会は会員の平均年齢は70歳に近いが、PCのメールアドレスを取得されている方は小学校より多いにもかかわらずアクセスが少ない。これはほぼ毎月行事があり顔を合わすことと定期的に会報が発行されているので、わざわざHPをみる必要がないのかも知れない。
 うれしかったのはシェーグレンの会に各方面からリンクが貼られていたことだ。 金沢医科大学、 筑波大学、倉敷中央病院、膠原病の患者会、個人の患者さん、製薬会社などで、会報とHPの作成のお手伝いが少しは役に立てたことがなによりだった。

2009年5月12日火曜日

ブログを移転した影響 其の一

「日めくり日記」と「晋亮の呟き」をニフティのサーバーからグーグルに移転したが、 ニフティのホスティングサービスの分析方法が詳しくなったのでその影響を調べてみた。
 10日までの記録しかないが、HPの訪問者数は前月に比べ半減。そのうち滞在時間が2分以下が80%。ブログが移転したことを知って、すぐにログアウトしたせいだろう。しかしなかに1時間以上滞在しているかたが3%いたが、これは少し不気味に感じた。アクセスは午前8時台から増えはじめ12時台にピーク、午後はピークの半分くらいが続き、22時ころに少し増える。なんと夜中の2時、3時もゼロではない。曜日は金曜がトップだが突出してはいない。月曜が少ないのは週初めで忙しく見るヒマがないのかも。
 以上のように前田書店のサーバーで「日めくり日記」と「晋亮の呟き」の存在が大きかったことが判明した。

2009年5月11日月曜日

刺された。

 畑でジャガイモの成長を確かめようと葉っぱに触っていたとき、チクリと虫に刺された。畑から帰り、朝食を済ませ、仕事にでようと準備しているときから、右まぶたと左の頬が腫れてきだした。虫さされの軟膏を塗ったが、だんだん右まぶたが四谷怪談のお岩さんのようになってきた。そういえば去年はカミさんが刺され、わたしよりひどい状態になったことを思い出した。しかし太ったので顔がむくんでおり、思ったほど目立たない。
 今朝もあまり腫れがひいていないが、こういうときに限って人と会う仕事が入りそうで心配だ。

2009年5月10日日曜日

昨夜は「火ート」、今朝は畑仕事

 一度「火ート」へ行きたいというかたと5時半に店をのぞき予約成功。一安心でお決まりの木倉町公園へ。暑いので缶ビールを飲みながら時間をつぶしたので、さらに正しいリストラオヤジのスタイルになった。6時に店へ。先客が「一通り」と注文したので、ではこちらも同じということにしたら、最初に、つくね、正肉、ネギマ、ササミ、手羽先と、内臓以外から出てきた。そのあとにようやく砂肝、ハツ、レバー、皮、関節と続いた。わたしはトサカは遠慮、連れは試したが次回はパスとのこと。酒は芋焼酎ロックを3杯。さらにシイタケ、アスパラ、ウズラ、〆に卵御飯まで平らげたので初めて一人五千円を超えた。しかし相変わらず旨い。帰りは当然歩き。犀川の夜風が心地よかった。
 今朝は5時に畑へ。ジャガイモの水やりと、トマト、茄子、キュウリ用の黒マルチを張った。今年の作業はカミさんのトラブルでここまで一人でこなしたが、支柱立てはだれかに応援を頼まないとできないかもしれない。図工5のT君は見かけ倒しだったので、A君かなあ。

2009年5月9日土曜日

どうも山へいく意欲がおこらない。

 木村先生が8日の「晋亮の呟き」で5月2日、6日と2回、富士写ケ岳に登ったと書かれていた。そして「アンタら、今年はどうなっとるがいや、誰とも山で会わんかったぞいや」とお叱りの電話を受けた。A君に訊くと、M田君が2回富士写ケ岳にいったが、自分は身体の調子が悪くて辞退したとのこと。
 実はわたしも体重が増えたせいもあるが、カミさんが骨折しているので、山で事故が起きると仕事に大きな支障が出るというのが表向きの理由だがどうも気が進まない。昨年白山で転倒したことがトラウマになっているのかも知れない。M田君に何日に登ったのか確認の電話をすると留守電だった。きょうも出かけたに違いない。

2009年5月8日金曜日

「定額給付金と自公選挙協力の裏表」と「百四丈滝」

 「クレイジーパパ」改め「永田町異聞」はいつも楽しみにしているブログだ。辛口の政治批評が特徴で、今日の内容は表題のとおり。なにも付け加えることはないので、ぜひご覧下さい。
http://ameblo.jp/aratakyo/
 また早川先生のブログにこの季節の「百四丈滝」の写真が載った。しかも夏の写真と比較してあった。こちらも貴重なものをみせていただいた。
http://w2222.nsk.ne.jp/~turu/

2009年5月7日木曜日

めくれなくなったのを解決しようとしていたが。

 「日めくり日記」がめくれるのは使用しているHP作成ソフトがAdobe Flash Playerを使っているからで、iPod touchにはそれがインストールされていないため、ブロガーに移転したわけだ。iPod touchを買ってから、A君もなんとかAdobe Flash Playerのインストールを試みていたようだが、どうにもならないと夕方来店した。
 Q&Aでも参考になるものがなかったので、Flash PlayerとiPod touchで検索すると、『ジョブズ氏が語る「iPhoneがFlashをサポートしない理由」』という記事に行き着いた。読んでみるとFlash Playerは、動画をストリーミング再生したり、アニメーションやインタラクティブコンテンツを表示したり、入力フォームなどクライアントサイドのデータを処理したりすることができる。だがこうした機能はいずれも高いCPU処理能力と大量のメモリを必要とするため、現在市場に出回っている大半の携帯端末には負担が重過ぎる。=中略=Appleとジョブズ氏は常々「インターネットにアクセスできる製品」としてiPhoneをアピールしているが、これはつまり、アクセスがWebページのモバイル版に限定されている従来の携帯電話用ブラウザと異なり、iPhoneに搭載される「Safari」ブラウザはフル装備のWebブラウザだという意味で言われていることだ。
 それならそれと製品のトップページに説明してあれば、毎日あれこれ時間を費やして挑戦することもなかったわけだ。それでもiPhoneやiPod touchの性能は見事なもので、決して悪口を言っているわけではない。

2009年5月6日水曜日

覚えていないのはなぜ?

 反省会はT君の家へお邪魔して酒盛りを始めたのは覚えているが、ケータイのアドレス帳をiTunes経由でiPhoneに移すためのIDとパスワードをメールで指示されたとおりに入力してもエラーになり、A君とT君が2回も販売したショップに出かけていたらしい。そのことがすっぽりとわたしの記憶から抜けていた。その間一人で他人の家で飲んでいたことになるが本当だろうか。
 昨日はわたしもショップに同行したが、店員の対応がまったくダメで、あげくの果てにサービスセンターに電話してくれという始末で埒があかない。iPhoneを勧めた以上責任があるのでなんとかしなければならない。
 今朝は畑に水やりにいったが、その後雨、ちぐはぐなスタートとなった。

2009年5月5日火曜日

第2ラウンドはT君邸で

 総湯からの帰りは仏大寺で水を汲み、ソフトバンクのケータイユーザーのT君をiPhoneに機種変させ、コーチがてらT君邸で反省会となった。これまでのような分厚いマニュアルはなく、使っているうちに操作を覚えてしまうのは、iPod touchも同じだが、まさにポケットコンピュータなのでパソコンが不得手な方には敷居が高いかもしれない。どうやって帰ったかわからないほど飲んだので、今朝、カメラをA君の車に忘れたことにようやく気づき電話をしたら、昨夜、ピカサで写真のデータを送ってくれていた。おかげで写真入りのブログのアップがすぐにできた。

2009年5月4日月曜日

「山猫」

 道路が混むかもしれないので9時頃出発したが、10時過ぎに着いてしまった。開店の11時まで付近をうろうろしながら時間をつぶす。「山猫」はわたしは4回目、A君は2回目、T君は初めて。開店と同時にほぼ満員。蕎麦前は菊姫の吟醸酒、アテは油揚げ焼き、蕎麦は彼らは辛み大根の絞り汁で食す「白山しぼり」、わたしは「鴨せいろ」を頼んだが、酒を飲み終わらないうちに蕎麦がきた。混んでいるので店内にも人を入れているので順番待ちの人の視線を浴びながら酒をチビリチビリやるのも気が引け、蕎麦も大急ぎで平らげた。卵焼きもメニューからなくなり、その他の蕎麦は冷は「十割せいろ(太、細)」「おろしそば」「山きつね」(パリッと焼いた油揚げをおろしそばにのせたものでGWだけ復活と書いてあった)、温は「鴨南蛮」「なめこそば」。ゆっくり楽しむならやはり平日だろう。写真にある店の前のハーレーは店主の愛車だそうだ。食後は新築して、向かい側に移った白峰の総湯へ、650円(白山市民以外)と以前の倍近くなったが、露天風呂、サウナまで完備したものになっていた。



2009年5月3日日曜日

ブロガーの住み心地

 ブロガーに移転したが、プロフィールで文字の改行ができないことや、アーカイブの並べ替えができないなど、細かいところはまだまだ改良の余地があるが、テンプレートをうまく選択すればなんとかサマになるようだ。数字の全角半角の問題もフォントをゴシックにすれば、目立たないことも勉強した。なによりも店にきてブログを書かなければならない束縛から解放されたことが大きい。
 今朝は自宅でポットに枝豆の種を植えた。少しずつ植える時期をずらしながら、長い間ビールのツマミとして楽しめるように工夫しようと思うが、芽が出るまでは苗を買ってきて畑に植えることも考慮中。
 17:30 A君来店「高速、むちゃくちゃ混んどるぞいね、下道でいかんけ」「ほんなんやったら千円の意味ないがいや」、「ほやな」ということになり、T君とも協議「わざわざ渋滞めがけてとぼしこんでもしゃーない」と短気で有名な3人の意見が一致し、近場のそば屋をあたることにした。三国の「小六庵」、白峰の「山猫」、野々市の「敬蔵」などが候補に挙がったが、「小六庵」は金土日だけの営業だが祭日はOKとHPにあったが、電話が通じないのでパス、野々市の「敬蔵」は電話で確認すると昼は懐石は無理ということもあったが「ちょっこ近すぎんけ」ということでボツ。結局「山猫」になり、新装なった白峰の総湯をセットということで決着した。
 こんなことを自宅でほろ酔い気分で書けるのもグーグル様のおかげというところか。

2009年5月2日土曜日

ブロガーに移転した。

 新型インフルエンザのためでなく、ヒマと金がなく、しかもカミさんが松葉杖の人なのでGWの予定は4日に仲間と信州へ蕎麦を食べに行くだけになった。あとは仕事の合間にトマト、ナス、キュウリなどを植える予定。本は3冊準備したが、iPod touchを触っているほうが面白いので、どこまで読めるか心配だ。
 蕎麦屋は開田高原の「時香忘」を予定したが、電話で問い合わせるとGW中は忙しくて「野点」の予約はできないとのことなので、小布施の「せきざわ」に変更した。A君の運転なので蕎麦前が楽しめるのがなによりうれしい。
 今日は思ったほど仕事が忙しくないので、この際と思い、「日めくり日記」をブロガーに移転した。タイトルは「めくれない日めくり日記」これでどこでもアップできるし、iPod touchでもみることができるようになった。

09.4月分

4月1日
またもやTVの話
 年度末の作業で疲れ、本を読む気が起こらず、夕食後早々とふとんに入ってTVをみたが、茂木健一郎(脳科学者)「プロフェッショナル」→加藤周一(評論家)「あの人に会いたい」→益川敏英(ノーベル物理学賞)「爆笑学問」までNHK夜9時から11時半まで続けて登場していた。茂木の「後悔について」、加藤の「死の間際で思ったこと」、益川の「物理と数学の違い」など、正座して拝見しなければならないような内容だった。DVDレコーダーになってから娘たちに録画を頼んでいるので自分で操作ができない。番組が始まってなかなか面白いので、せめてICレコーダーでと探したが、店に置いてきてしまった。記憶はすぐに消えてしまうので、せめて新聞で番組チェックをして録画しなければ後悔することをひしひしと感じた。これからの人生、決定的なチャンスに再度巡り合う確率は少なくなるからだ。

4月2日
HP開設
 去年暮れの学会で大会事務局をさせていただいた。HPをつくって学会演題の処理などに対応したが、肝心の学会本部のHPがまだなかった。学会期間中、本部の担当者と話し合う機会が何度もあり、HP開設の担当になるであろう女性から私に質問が集中した。少しピントの外れた質問も多かったが、実際にHPの制作にかかって経験すれば理解できることもあったので、やさしく突き放す態度をとったが、その後連絡がないので、言葉がきつかったのかと心配になっていた。それから3か月、HPの開設を知った。コンタクトのメールアドレスが、彼女のものだったので自力で頑張ってやり遂げたようだ。私が85番目の訪問者だった。さっそく祝HP開設のメールを送ったらすぐに返事が来た。アドビのCS4(私が使っているプロユースのソフトでセットだと40万円する)を個人購入してスクールに通っているとのこと。大変な努力家であった。

4月3日
さらに彼女から電話がかかってきた。
 今、MacBookをセットアップ中だが、分からないことがあるので教えてほしいとのこと。Winユーザーの彼女だが、事務局に頼んでMacを1台買ってもらったらしい。そういえば学会期間中Macの使いやすさをずいぶん話していたような気がする。ということはわたしの話をちゃんと聞いていて(信用して?)、始めてみようという気になったのだろうか。ならばキチンと指導してあげなければ申し訳ないが、思わぬところでMacユーザーが1人誕生したようだ。

4月4日
グーグルを過小評価していた。
 これまではインターネットの検索エンジンとしか使っていなかったが、gmailをやりだしてグーグルの潜在能力の高さに驚いてしまった。gmailの画面で左上のメニューの中のドキュメントを開くと文書、プレゼンテーション、スプレッドシート、フォーム、フォルダを新規作成でき、しかもこちらで用意するソフトは必要ない。要するにMSオフィスなど買わなくても作業が可能になっている。ブログも無料で簡単に開設可能だ。グーグルアカウントを取得すればこれらのすべてが使用でき、あらゆる可能性がこの中に含まれている。
 「ウェブ時代をゆく」の表紙に書いてある「ウェブの進化は能動的に働きかければ必ず何かが返ってくる『能力の増幅器』」という意味がようやく分かってきた。

4月5日
木村先生のブログ「晋亮の呟き」を独立させた。
 グーグルの関連記事を読んでいるうちに、「晋亮の呟き」を先生個人で簡単に管理できるようになるのではないかと思い、先生のグーグルアカウントとパスワードをお聞きして朝からトライしてみた。HPソフトの知識は不要で非常に簡単だった。これでインターネット接続できる環境にあれば、どこにいてもブログを更新したり、編集が可能になった。まだまだ手を入れる必要がありますが、とりあえずオープンしました。アドレスはhttp://kimuranobuaki.blogspot.com/

4月6日
次は画像をPicasa3(ピカサ)で。
 グーグルの画像管理ソフト「ピカサ」を使って、先生が撮りためた「白山の花」をウェブ上に公開する作業に入る。「白山の花」は現在、私のサーバーに入っているが、管理はHP作成ソフト「BIND2」を使える者しかできない。何度もいうようにグーグルを利用すれば自前でソフトを買って揃える必要がない。だれでも使い方を覚えればすぐにHP、ブログ(bloggerを買収)、写真、動画(YouTubeを買収)などの公開も簡単だ。専用ソフトほどフレキシブルではないが、機能的には充分だ。マックにも「mobileme」があるが、グーグルと違うのは20GBの容量で1年間9,800円かかる。すべて無料で使えるのは検索連動型広告で莫大な利益を上げているグーグルでしかできないことだ。きっかけはgmailからだったが、「能力の増幅器」グーグルを実感することができた。

4月7日
フエルアルバムからウェブアルバムの時代へ
 Picasaはデジタル写真管理のソフトウェア会社だったが、2004年にGoogleが買収し、現在はGoogleが無料で公開している。Googleアカウントを利用して、画像ファイルをウェブサーバにアップロードするとオンラインアルバムが作成できる。画像ファイルのアップロードはPicasaからアップロードできるほか、ブラウザから直接アップロードすることもできる。Macの場合はiPhotoから直接アップできるプラグインがある。無料で1GBの容量が利用できる(ウィキペディアより)。
 ということでさっそく、探蕎会「小六庵」の写真を16枚アップし、木村先生と寺田先生にお知らせした。「やあ、まったくもって驚きました。あきれたとしか言えません。これは重宝です。木村」、寺田先生はすぐに確認の電話がかかってきた。写真はウェブサーバ上で管理する時代になったようだ。

4月8日
巣立ちの時
 この数日間、グーグルのサービスを点検してみたが、数年前ならHTMLタグの知識がないと、HPやブログが使いこなせなかったものだが、驚くほど易しくなり誰でも参入できる状態になっているようだし、グーグルのサービスは煩わしい広告も少なく、スッキリしているので好感が持てる。これまで私のサーバーでいくつかのサイトを管理していたが、とくに個人のサイトはその必要がなくなってきたような気がする。木村先生の「晋亮の呟き」がそれだ。
 私のグーグルアカウントの記事を読んですぐに反応したのは先生を含め8名。しかしこれまでパソコンを指導した中で熱心に勉強されたことは確かだし、Macだったせいもあるが、まさか木村先生が一番最初に巣立ちの時を迎えることになるとは思わなかった。

4月9日
次のキーワードはクラウドコンピューティング。
 クラウドとは雲の意味でインターネットを基本にしたコンピュータの利用形態。ユーザーはコンピュータ処理を、インターネット経由で利用できる。従来のコンピュータはユーザーがハード、ソフトとデータを自分で所持していたのに対し、クラウドではユーザーはインターネットの「あちら側」からサービスを受ける形になる。ユーザーが用意するものはインターネット接続環境だけ(PCとは限らない)で、処理が実行されるコンピュータ本体や蓄積するデータなどの、購入や管理の大半が不要になる(ウィキペディアより抜粋)。
 まだ利点やリスクの程度がわからないが、確実に広がる可能性がある。もっと勉強する必要があるが、グーグルサービスから入ると分かりやすい。

4月10日
桜→「火ート」→「マルティニ」→夜桜
 木村先生のブログの引越作業にとりかかったが、英数字を半角から全角に変更しないとキレイに表示されないことがわかり、バックナンバーの処理に時間がかかった。そんなとき、T君から「火ート行かんけ」とgmailが届いた。ならば花見も済ませようと二人で鈴見から歩き、ごった返す兼六園の桜を愛で、5時半に店を予約し6時まで木倉町の公園でホームレスオヤジとなって時間をつぶした。
 開店と同時に7席は一杯になり。芋焼酎で絶品焼き鳥を味わった。「今日は鳥が小さいので正肉はネギマになります」とマスターの真面目さは相変わらずだが、最近は景気のせいかお客が減ったそうなので、行くにはチャンスかも知れない。しかしまだお馴染みさんとは認めてもらえなかった。
 二次会は久しぶりに「マルティニ」に寄り、シングルモルトとグラスワインと「?」を飲み、いい気分になったあと、兼六園で今度は夜桜見物。鏡のような瓢池に映る桜は見事だった。当然帰りも歩きだが万歩計を忘れたのが残念だった。

4月11日
昨夜は木村邸へ「白山の花」の画像を
 ピカサでウェブ上に公開する方法を伝授するために伺ったが、午後7時過ぎになってしまったので、説明もそこそこに飲みモードに突入してしまった。先生のサイトはわたしのサーバーに居候しており、ブログの掲載や修正はサイト管理者のわたししかできず、肩身の狭い思いをされていたが、これで晴れて独立できることになる。どこでも自分のサイトを管理したいのでノートパソコンも考えておられるようだ。そして明日は野々市から歩いて兼六園へ花見にいかれるとのこと、まだまだお若い72歳である。

4月12日
件の木村先生が、花見の帰りに店に寄られた。
 昨夜わたしがメガネケースを忘れたので届けてくれたらしい。老眼鏡はいつもは首から下げているのでケースがなくても気がつかないことがある。まして酒盛りのあとでは仕方がない。かたじけなく思う。ここから野々市車庫行きのバスで帰るつもりだったようだが、昨夜は宴会のせいで作業が半分くらいしか進まなかったので、ならばと自宅までお送りし、残りの作業を済ますことにした。素面だとスムーズに手順が進む。昨夜は花の写真を一度に99枚しかアップできないのでおかしいと思い、もう一度トライしたら今度は142枚全部をアップできウェブアルバムが完成した。これでパソコンが壊れても写真のデータは安全だ。いわゆるWeb2.0でいうところの「あちら側」の世界はいったいどうなっているのだろう。

4月13日
「レッドクリフ」
 これほどの巨費を投じ、これほどの豪華キャストを並べ、これほど面白くない三国志の映画をみたのは初めてだ。しかも赤壁の戦いの手前までの話。ワシがこれを映画館で観たら欲求不満で暴れたのではないかと思われた。このためにウオーキングを1時間で切り上げて帰ったのに、歩きながら聞いていたラジオ第1放送のほうが印象に残った。ウオーキングはiPodもいいがソニーの山ラジオをモノラルのイヤホン聞くのもなかなかいいものだ。桜が満開の犀川ベリを歩きながらラジオの桜にちなむ短歌の話題を聞いていると、今年の桜を観ることなく旅立った方々のことを思い出した。

4月14日
ジャガイモ3kgを植えた。
 仕事は休みがない代わりに時間は自分でコントロールできるので、お天道様の様子をみながら畑作業ができるのがありがたい。先週木曜日カミさんが左足の腓骨骨折で松葉杖状態になったので、畝立ては一人でこなし、月曜朝に男爵の種イモ3kg(3畝、90個)を植えた。畑は平日なので4、5人の方だけ。当然私が一番若い。ほぼ1時間で作業を済ませ仕事に戻った。3か月後が楽しみである。
 日記をみると去年は9日、12日と2回にわけて植えたが、今年の農業日記は字が汚いのでグーグルカレンダーに記録することにする。いよいよ農作業が始まった。

4月15日
クラウド・コンピューティング 西田宗千佳(朝日新書)
 Gメール、ドキュメント、ブロガー、ピカサなどのウェブアプリを試しているうち、グーグルの考えていることにハッと気づき、数冊本を注文したが最初にこれが入荷した。メールをGメールに転送しておけばどこでもだれのPCでも使えるし、PCが壊れてもデータは安全と気づいたことがきっかけだった。クラウドはこれからセキュリティーなどで試行錯誤を繰り返すだろうが、確かにITにおける「ベルリンの壁の崩壊」に匹敵するかも知れない。
 クラウドの現状をあらわすために2006年、グーグルCEO、シュミットの言葉を引用する。「我々は、まさにいま新しいモデルに直面しています。ですが、それがどのくらい大きなチャンスをもたらすか、理解していません。(中略)ブラウザの種類も、アクセスの手段も、PCかマックか、携帯電話かも無関係です。クラウド(雲)のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、恵みの雨を受けられる時代になっています」。2時間で一気に読み終えた。

4月16日
実はグーグルアカウントの前に
 マックが2000年に開始した.mac(ドットマック)のアカウントを持っており、@mac.comのメールアドレスを取得し、メールの転送やiDiskをストレージとして利用していたが、アクセスが非常に悪く、1年で解約したことがあった(使用料は年間99.95ドル)。現在はMobileMeと名前を変え、あらたにサービスを提供しているが、やはりトラブルが絶えないようだ。このあたりがグーグルと能力の差が出ているのかも知れない。しかしクラウドにこだわっている証拠にMobileMeのパッケージのアイコンは雲の形をしており、その中にメールやスケジュール、アドレス帳などが顔を出している。さすがに先見の明がある。そこへいくとマイクロソフトはどこへ向かうのだろう。「自社内でもグーグル利用が約半数」というCNETの見出しが面白い。

4月17日
「グーグルが日本を破壊する」竹内一正(PHP新書)
 衝撃的なタイトルだが、結論からいえばYesでもありNoでもある。特に新聞、TV、CM業界の影響は大きい。つまり許認可や利権で生業をたてている業界だ。最近になってようやく彼らも事態の深刻さに気づいたが、対応を誤ると葬り去られる可能性がある。
 グーグルはブロードバンドの急速な普及とハードディスクの急速な値下がりが追い風になったが、ウィンドウズという不完全なOSと決して使いやすくないOfficeを売りまくり、世界の90%以上のPCを支配するというあこぎな商売で巨万の富を築いたビル・ゲイツに対し、ブラウザさえあればいいですよという「邪悪でない」ビジネスモデルでマイクロソフト帝国を脅かす存在になった。
 次のターゲットはアンドロイドをひっさげてケータイ業界へ参入だ。唯一心配な点はグーグルが急成長しすぎていること、要するに人間の問題だ。

4月18日
まとめ
 2冊の新書を読んだ。「世界の知を再構築する」というグーグルの目的は概ね正しいが、肝心の検索技術はまだまだ。昨日も産婦人科の洋書をアマゾンで検索したが、アダルトだから18歳以上か確認のメッセージが出た。たぶん"repruductive"という単語が入っていたからだと思うが"pathology"や”tract"の単語があっても判断できない。また日本語だと漢字そのものを検索するので、検索方法を工夫しないとなかなか目的に到達しないのは皆さんも経験があると思う。やはりアルゴリズムでコンピュータが自動判断するだけでは限界があり、これからの課題だ。さらに文中にあるように「理想を語りながら現実的に動く」という人間的な柔軟さがグーグルには必要だろう。しかし悪徳商人ビル・ゲイツを引きずり下ろしただけでも功績は充分だ。ずっとMacを使ってきた者にとって「隠れキリシタン」のような状態だったのだから。(了)

4月19日
今日はこれから丸岡蕎麦道場なので
 朝、店にきてこのブログを書いている。Gmailやブロガーのことを書いていたら、急にiPhoneのことが気になりだした。これだと日本中、いや世界中どこにいてもネットに接続できる環境にあればiPhoneからメールチェック、ブログの更新が可能になる。しかし、国内ではソフトバンクのインフラでiPhoneを使う気になれないが、Wi-Fi環境だけで使うなら、iPod touchでも充分だ。となると「日めくり日記」はめくれなくなるが、ノートパソコンは移動にはまだまだ大きすぎるので、ブロガーにすればどこにいても更新できるので真剣に移転を考えている。グーグルのGmailだけでここまで身のまわりが簡単になるとは思ってもみなかった。さて出発の時間になったようだ。

4月20日
おろし蕎麦は5杯
 総勢15名と過去最少の参加者だったが、青々とした一面の大麦が風に揺れる畑を前にして丸岡蕎麦道場「春の巻」を満喫した。1年ぶりの参加だったが、食べる量は負けられないので、隣の強敵、石黒さんが4杯で自重したので余裕をもって5杯で終了した。7杯までは勝負する覚悟でいたが、どうもわたしがおかわりにいく度に大盛になっていくような気がした。
 小見山さん特製のバッテラ、揚げたてのコシアブラ、タラの芽のてんぷらなどを前にして「鄙願」が飲めないのは拷問に近いが、今回はアッシー君なので「部分入れ歯」の歯を食いしばって我慢した。帰りはいつもと同様、「大すぎ」で「へしこ」、超満員の「谷口屋」で油揚げ、がんもなどを仕入れた。今朝はへしこを焼いて食べたが、塩分がきつくなくてこれまでで一番うまく、これなら「ぶった農産」に充分勝負できるものだった。

4月21日
結局iPod touchに。
 ケータイを2台もっても仕方がないのでWi-Fi機能がついたiPod touchにした。gmailはケータイにも転送できるがiモードは遅いし料金がかかる。その点無線LANは速いしタダ。夕方からセットアップにかかったが、店は無線LANでないので、結局家に帰ってからの作業となったが、設定は意外と手強い。gmailはすぐにOKだったが、店にあるiMacのSafariのブックマークをシンクロさせるのに苦労した。夜中にアイデアが浮かび実行してみたが解決にならず問題を抱えたまま。発送の転換が必要かも。しかしこれでようやくローマ字入力が可能になったことがなによりうれしい。ケータイの文字入力はどうも苦手だ。
 しかしそのブックマークはすぐにシンクロできた。発想の転換どころでなく、ただのマニュアルの読み違いだった。年を取ると思い込みで判断することが多くなり注意が必要だ。反省。

4月22日
ほぼうまくいったが、肝心の
 前田書店のHPがみれない。flash playerのバージョンのせいらしい。ならばと新バージョンをダウンロードしようとしても拒否される。木村先生のブログはちゃんとOKなので、flash playerを使用しないサイトに作り替える必要があるかも知れない。ウェブメールを登録し、無線LANが使える環境にあるなら最小のコンピュータとしてiPod touchを使ってみるという手もある。いまだにケータイのキー配列になじめず、1本指でコチョコチョとキー操作し、パケ放題でないので料金を気にしながらネットに接続していたわたしにはローマ字配列とすべての操作がタッチなのは魅力的だ。今年中にドコモとauがグーグルのアンドロイドを搭載したケータイを発表するというアナウンスが発表されているので今後が楽しみだ。希望はアンドロイドを搭載したドコモのiPhoneだが、無理だろうなー。

4月23日
夜更かしになってしもた。
 夕食後は早寝が習慣だったが、フトンの中であたかも文庫本を読むような感じでiPod touchをいじるようになったからである。昨夜はアップルのApp storeからいろんなアプリケーションをダウンロードしてみた。老眼で漢字がよく見えないので漢字を拡大表示できるもの、慣用句の解説、乗換案内、ぐるなび、食べログ、Google Earth、郵便番号検索、Wi-Fi検知、i文庫など。とくにi文庫は漱石、鴎外、太宰などはもちろん今流行りの「蟹工船」も入っていた。この季節で思い出す坂口安吾「桜の森の満開の下」は昨年青空文庫で読んだが、このように頁をめくりながら読めるとさらに感動が増す。あまりのうれしさに、この興奮をカミさんに伝えたが、新しい玩具を手に入れた子どものようにしか扱ってもらえなかった。

4月24日
10億分のありがとう。
 今朝のアップルのHPの見出しだ。世界中のApp Storeでわずか9ヶ月でアプリケーションのダウンロードが10億を達成したそうだ。ここしばらくHPでカウンターが回り続けており、この間にアプリケーションをダウンロードしたら自動的にエントリーしたことになり、賞品がもらえるらしい。iPod touchを買ったのでこれまで20回以上ダウンロードしたが、当たる確率は宝くじより低いようなので期待はしていない。そして米アップルは現地時間の22日、2009年第2四半期の決算を発表した。売上高は81億6300万ドル(前年同期比で9%増)、純利益は12億500ドル(15%増)。米マイクロソフトが23日発表した2009年1〜3月期決算は、売上高が前年同期比6%減の136億4800万ドル、純利益が32%減の29億7700万ドルだった。同社が減収となるのは1986年の上場以来初めて。の記事がネットニュースに流れた。

4月25日
お粗末な話
 ネットニュースで、ある出版社が資格本の制作をプロダクションに委託し出版したところ、読者から記述ミスを指摘され改めて校正すると、誤記が460か所見つかり、その本を絶版とし編集委託先を提訴したとの記事を読んだ。誤記の例が示されていたが「耐乾性かび」を「耐寒性かび」など、明らかな変換ミスで記述の内容に関するものではないようだ。出版社の編集・校正はなにをしていたのだろう。また請け負った側は「校正責任をすべて下請けが負うのは納得できない」と反論しているらしい。このごろの出版社は場所貸し産業に成り下がり、自ら努力することを怠っているように思える。出版社の営業マンになぜ自社で編集・校正をしないのか訊ねたことがあるが、人件費が高いからと平気で仰る。こういう出版社をみているので、今回のような事件はさほど驚かないがお粗末な話である。

4月26日
iPod touchがフリーズ
 T君の家が無線LANなのでA君を交えiPod touchのデモを行った。二人のきなるい顔を見ながら自慢げに説明したのでバチが当たったのか、夜中に突然アプリケーションがフリーズしてしまった。いろいろなケースを想定しながら試行錯誤したが原因がわからず、結局リセットすることに。おかげで今までダウンロードしたものはすべてパー。しかも店は無線LANでないため、自宅との間を行ったり来たりしながらの作業になるが、この暴風雨の中ではツライ。もしこれがPCのHDの故障だったらデータの消失で大変だが、グーグルのクラウドのおかげでメールやスケジュール、写真などのデータの消失は防ぐことができるので安心なのが心強い。App storeから有料アプリをもう一度ダウンロードしようとすると「前にダウンロードしたので無料でダウンロードできます」とのメッセージに思わず目頭が熱くなった。

4月27日
夕方A君来店
 ネット上に全国の無線LANが自由に使えるFreeSpotの一覧があると教えてくれた。店のパソコン4台とレーザープリンタ2台はすべて有線LANでつながっているが、これ以上増えるとハブの余裕はあるがLANケーブルの配線でゴチャゴチャになる。また昨日のように暴風雨の中を無線LANしかないiPod touchの設定で行ったり来たりのムダを省くため、Macの無線LAN、AirMac Expressを買ってきた。A君もiPod touchを購入。しかし既存のネットワークに無線LANを追加する方法が意外と難しい。
 今朝は早く出勤して設定してみたがまだ解決しない。早川先生のブログにあった北アルプス「山の天気情報」をお気に入りに追加しながら、トライし続けるが、昼近くにようやくAirMac Expressの設定完了。これで前田書店も無線LANのFreeSpotの仲間入りをした。

4月28日
完成度はまだまだ。
 木村先生のブログ「晋亮の呟き」4月22日「大学卒業後50年の同窓会を京都で」の中で、一か所段落の最初が一文字下がっていないのが気になっていた。先生も直したが変化がないので気にしていたようだ。ならばとわたしも試してみたが編集画面の見た目は修正されている。さらにチェックするとそこだけ半角のスペースになっていた。もともと1バイトのアルファベットを想定したソフトなのでローカライズする際にキチンと考慮されなかったのだろう。ブロガーはグーグルの提供する無料のソフトなので、有料の専用ソフトと比べれば完成度の低いのは仕方がないかも。さらに先生の自宅のMacのワードが不調とのこと。ということで今晩は木村邸にお邪魔することに。すぐに酒盛りになりそうでコワイ(うれしい)。

4月29日
うまい酒を飲むためには
 少し身体を動かしたほうがいいと思い有松でバスを降り、歩いたことのない道を選びながら30分で木村邸着。早速Macの診断にとりかかったが、想像していた中では最も軽症というか、単なる操作ミスだった。ついでに「晋亮と白山の花」149枚をアップロードしたが、要した時間は10分程度、すぐにシャンパンで乾杯となった。
 木村先生は奥様と二人暮らしだが、二人とも料理の腕は見事、しかもお酒を嗜むせいか、酒のツマミの演出にはいつも感心させられる。新鮮な白身魚のカルパッチョ、ホタテとベーコンとホウレンソウのソテーなど、箸の進み具合をみながら出来たてをいただける。不謹慎だがこれからもMacの調子が悪くなることを願う気持ちになった。「晋亮と白山の花」のアドレスはhttp://picasaweb.google.co.jp/kimuranobuaki0211/です。

4月30日
またかいや。
 朝刊に編集ミスで215か所も間違った本が出版されたとの記事。出版社の仕事は何かということを4月25日に書いたばかりだが、こうも同じ初歩的なミスのケースをみていると情けなくなる。わたしも常に完璧な校正を目標として仕事をしているが、なかなか実現できないのが現状で、間違いを指摘されると公衆の面前に全裸で晒されるような恥ずかしい思いをする。その反省が次の仕事のバネになるわけだが、同じことの繰り返しではないかと自己嫌悪になることもしばしばだ。出版の仕事は強い使命感や責任感のほかに、気力・体力・集中力も要求されるがその持続は困難だ。とくにわたしどもの専門書の出版の場合は、六分の侠気四分の熱の世界。要するにリスクを考えるとできないという分野です。

09.3月分

3月1日
探蕎会顧問松原敏氏ご逝去
 探蕎会発足時からのメンバーで副会長、体調を崩されてからは顧問として、歯に衣着せぬ言動でまさに睨みを利かされていた。会報を作ろうと言い出されたのも氏で、新聞のような紙面にすることに最初は抵抗を感じたものだが、その会報も10年で43号を数えるまでになり、内容、質とも充実したものになった。一病ならぬ十病息災を地でいくような生活にもかかわらず、生きてまだまだ極めたいことがあったに違いない。何事もキチンとしないと済まない性格で、葬式の式次第、写真や音楽の選定、辞世の句まで自分で準備されたそうだ。「これでどうだ」と言いたいような遺影はまだまだ迫力があった。享年83歳。

3月2日
礼服を着たのは4か月ぶりだったので
 大変なことになっていた。もともとウエストがきつかったが、このところのなにでズボンのボタンがとまらない。腹式呼吸をするとボタンが吹っ飛びそうなのでベルトをしたが、もしズボンが履けなかったら松原さんの葬儀は欠席となるところだった。これではイカンと午後からウオーキングの準備をしていたが、校正の仕事が入り中止。夕食は長女の鳥のトマト煮、となると当然ワインとなるが、ボトルを半分残し、最初にごちそうさんをして2階へ上がり、読書の時間とした。続けばいいが…。

3月3日
「全部」と「ほとんど」
 書店に寄ったのが12月27日以来の首相が3月1日八重洲ブックセンターで10冊本を買った際、記者から「前回購入した7冊の本を読みましたか」との質問に「ほとんど」と答えたそうだ。しかし今回買った本の中に、前回(11月30日)に買った本が含まれていたという記事が昨日の朝刊に載っていた。教養に関していろいろとマスコミから揶揄されているが、「ほとんど」は全部ではないが、全部に近いさまを表す言葉なので間違いではない。「全部」といってしまったら、もう少し厳しく切り返されていたかも知れない。あやうくセーフといったところか。しかしかれのオツムの中の「ほとんど」は、辞書の意味とはかなり違うような気がするがいかがであろうか。

3月4日
アップル全デスクトップを刷新
 これまでずっとハイエンドのタワー型を使っていたが、今のMacProはオーバースペックなので、コストパフォーマンスの点で去年初めて一体型のiMacにしたことは前に書いた。店頭で24インチモデルを触ってみたが、デカすぎるので20インチにした次第。ところが今回のモデルチェンジは20インチが1モデルだけ、24インチが3モデルとなった。しかも20インチは128,800円と安い。そこで提案だがまだiMacを使ったことのないかたは、生活給付から消費刺激のためと目的を変更された定額給付金をiMacを買う足しにしてはいかがでしょうか。パソコンの本当の楽しさを、苦労しないで経験できます。そして高性能で使いやすくデザインが素晴らしいのですぐに虜になることを保証します。両刀遣いの私がいうので間違いはありません。

3月5日
ウェブメールとクライアントメール
 普段使ってるのはどっち? という記事が昨日のCNET JAPANに載っていた。実は探蕎会の寺田会長にご自分のメールアドレスを持つように勧めていたのだが、通常のニフティやOCNなどのクライアントメールだとあらたに費用が発生し、しかもアウトルックなどのメールソフトの使い方も理解しなくてはならず、若干ハードルが高い。そこで無料のウェブメールの代表であるグーグルのGmailを利用されたらいかがかと提案した。提案したからには質問に答えられるように私もアカウントを取得した。ちなみに私のアドレスはhidenori.maeda@gmail.comとなった。今後プライベートはこちらを使うつもりだ。
 家族で同じアドレス、職場のアドレスしかないというようなかたでPCやケータイでグーグルにアクセスできる環境のかたは一考の余地ありです。詳しくはグーグルHPで。

3月6日
さっそく2名反応
 「日めくり日記」をみた寺田先生から電話があり、登録しようとしているが「文字の確認」のところのフニャフニャ文字の判別がうまくいかず困っているとのこと。私も1回ではうまくいかなかったので、じっくり観察してから行うようにアドバイスした。もう1人は長女、仕事上のアドレスは持っているが、家では妹のアドレスを拝借していたらしい。これで晴れてプライベートのアドレスを取得でき満足そうだった。
 ウェブメールの最大のメリットは国内、海外どこにいてもインターネットに接続できるPCやケータイがあれば(自分のものでなくてもよい)メールの送受信が可能だということだろう。

3月7日
近江町「春の新酒まつり2009」
 探蕎会のKさんに試飲チケットを3枚いただいた。会場でチケットを出すと特製お猪口を渡され、地酒コーナーのすべての銘柄(約100種類)を何杯でも自由に試飲できるという夢のような話。つまみはおつまみコーナーや市場内で好きなものを調達可とのこと。早速、木村先生に電話したら「エ〜ッ、ほんまかいや!」で即OK。あと1枚分はT君を誘ったが仕事でダメ、するとなぜかカミさんが手を挙げた。
 ということで仕事に関しては11時から私とカミさんは法事で出かけたことになった。このところお酒と食事を少し控え目にしているので体重は2kg減ったが、明日からまた頑張るということで、マイ箸とショーユ持参で参加することにした。どうなることやら。

3月8日
会場はごった返していた。
 開場の11時には少し遅れたが、テントの中の座席を確保してから飲み始めた。お酒は33の蔵元が産地別に金沢、石川、小松、七尾、鳳至の5つのブースに別れていたが、普段飲んでるものはなるべく避けるようにした。鳳至の数馬酒蔵の前で竹葉能登大吟を貰おうとしていたら、横からオッサンが押しのけてきた。「このヤロー」と眼を飛ばしたら同級生の高本県商工労働部長だった。県が200万円の補助を出しているせいか、開会の挨拶に呼ばれたとのこと。その後、Y君、T君も合流し約4時間ほど酒盛りを続けた。飲んだ酒は15種類ほどは記録したがあとはどーでもよくなった。まるで年越し派遣村のような雰囲気だったが、若い女性も多く千円で飲み放題の威力は充分、ただ猪口が小さすぎるのが残念だった。

3月9日
真面目に仕事に取り組んだ。
 日曜祭日は12時開店だが、土曜日は昼から酒を飲んで仕事にならなかったので、朝から出勤して依頼されたスライド原稿の作成に取り組んだ。今回はDVDに収められたパワーポイントの講演のデータをみながらグラフを6種類、細かい表を1つ作る仕事だが、いかに無駄な動きを少なくして、早く作れるかがポイントとなるが、パワーポイント自体バージョンアップするごとに、使いやすくなってきているので、予定通りうまくいってもあまり感動しなくなってしまった。今は総合的な能力を要求されるページレイアウトソフトのInDesignのほうが断然面白い。この年になり老眼鏡を手放せないのはツライが、6,7時間ぶっ通しの作業でもまだ大丈夫である。

3月10日
急ぎの仕事は完成。
 久しぶりに時間に追われたが、我ながらあざやかな手さばきであった。あとはステロイドの専門書と、探蕎会会報作成の2つの作業が残っている。会報用の原稿は手練れの方たちが多いので楽だ。そのお一人、会長の寺田先生は昨日大学病院へ寄るついでに原稿を持参されたが、gmailのフニャフニャ文字の暗号解読に手こずっているようなので、時間の合間を見て自宅に伺うことになりそうだ。先生は、私の母と同じ昭和2年生まれ、これまでPCの指導をしたなかでは最高齢だが、心身共に気力が充実しておられるので年齢を考慮する必要はないだろう。82歳でネットとメールを自在にあやつるスーパージジイになるのは間違いない。と、ここまで書いていたら先生から初gmailが届いた。しかも会報用のワードの添付書類つきで。

3月11日
探蕎会会報44号を急遽発行することになりそう。
 昨日の寺田先生からのメールで「総会印象記」と「松原敏顧問のご逝去を悼む」の2つが揃い、さらに木村先生から、四千字を超える「松原敏さんとの蕎麦の断章」がメールで送られてきた。レイアウトしてみると文字原稿だけで5頁にもなる。ならば今月15日の三国「小六庵」の感想文を待たなくても8頁の会報がなんとかできそうなので、まだお忙しい松原さんの奥様に資料を貸していただくようお願いするためご自宅にお邪魔した。お借りしたものに目を通していたら、新しいものが見つかったと電話があり2度もお邪魔することになった。これから会報のアイデアを練ることになるが、なんとかいいものに仕上げたい。

3月12日
掲載者は最少人数の会報になった。
 昨日一日PCに向かいっぱなしで会報のレイアウト。奥様から遺品の中からたくさんの資料を貸していただいたが、読めば読むほど私の拙い文章で松原さんの想い出を綴るより、晩年、病に苦しみながらも、絞り出すような気力のこもった詩や俳句などの作品を紹介する方が追悼の趣旨にかなうと考え、故人の作品を2頁にわたり引用した。それに寺田先生、木村先生の追悼文と私の編集後記で8頁が埋まった。 今あらためて松原さんのエッセイ集「顔のある落ち葉」や数種の同人誌に目を通したが、孤高の反骨人、松原敏さんらしい姿であられたことが印象的でした。寄稿者の両先生には会報のPDFファイルを添付し、奥様に最後の校正をしていただき15日発行とさせていただく予定。

3月13日
本を読むきっかけ
 会報をまとめるため松原さんからいただいた「顔のある落ち葉」や「いしかわ詩人」を読み返した。会報をだす目的がなければ、失礼ながらもう一度読むきっかけがなかったかも知れない。朝刊のコラムに母親の介護で苦労されている54歳の女性が、図書館で「カラマーゾフの兄弟」を借りて読み始めたが、難しくて余り進まないうちに返却日がきたので図書館へ返しに行くと、係員がそれを理解するための本を勧めてくれ、おかげで読破できたという話が載っていた。「カラマーゾフの兄弟」は多感な学生時代に読んだ方が多いと思うが、50歳を過ぎてから読んだ感想はいかがだったろうか。いい作品に出合い、さらにそのことが新聞に載ったことで彼女がこれからも本を読んでいこうとするきっかけになったのではないか。久しぶりにいい話だった。 

3月14日
新しいiPodshuffleの発売
 「世界初、あなたに話しかけるミュージックプレイヤー」とのキャッチコピーで、単三電池ほどの大きさには驚いた。初代のiPodshuffleを持っていたが、首から下げてジムでトレーニングしていたら汗が内部に入りあえなく故障してしまった。小さくて軽いのはいいが流れている曲のタイトルが確認できないことが欠点で、その後は通常のiPodを使っている。今度のはボタンを押すと、いま聴いている曲名、アーティスト名、そしてプレイリストの名前を音声で教えてくれる、しかも4GBで8,800円。
 だがこの発表をみて思ったことは、かつてこの分野で小さくて高性能といえばソニーの独壇場だったことだ。そしてそのソニーはハードからソフトの分野の強化に舵を切ったようだ。なにかやりきれない気がする。

3月15日
三国「小六庵」
 席数14のところをお願いして21名で開店30分前に参上。注文は迷惑にならないよう全員「鴨つけ蕎麦」に。蕎麦は丸岡産の早狩りそばの生粉打ちを湧き水で打つ。しかも1人前160グラム、鴨はフランス産の合鴨が厚切りでド〜ンと4、5枚、焼き目をつけたねぎは下仁田だろう。これで1,200円は安い。大勢なので酒のツマミはなし、一升瓶がそのまま出てきてしかも自主申告でお願いしますと仰る。
 今回は運転手なので酒は飲めないが、目の前を一升瓶が行ったり来たりしても平静の心を失うことはなかった。おろし蕎麦のお代わりも遠慮したが、雰囲気よし、眺めよし、家具・調度のバランスよし、目の肥えた上級者向けのそば屋だ。BGMにピアノトリオがさりげなく流れていたので音源を探して上を見るとMacbookが見え、さらに親近感を覚えた。 

3月16日
「落日燃ゆ」テレビ朝日
 極東軍事裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯のうち、ただ1人の文官であった廣田弘毅の話で城山三郎の原作を読んだ方も多いだろう。NHKドラマスペシャルでも全3回(2回終了)で「白洲次郎」をやっており、登場人物がオーバーラップしているのが興味深い。近衛文麿と吉田茂役は「落日燃ゆ」の平田満と津川雅彦より「白洲次郎」の岸部一徳と原田芳雄のほうがうまい。高橋是清役の神山繁は文句なしに似ていたが、廣田弘毅役の北大路欣也はそこそこうまいのだが、「華麗なる一族」の万俵大介とまったく同じにみえてしまうのはなぜだろう。 

3月17日
DTPソフトのありがたさ。
 ステロイド研究の歴史の本の校正が日曜日に戻ってきていた。これでようやく最後の作業の「索引つくり」に手をつけた。現在、InDesignというDTPソフトを使っているが、PCで編集作業をするときに一番便利だと思うのは目次や索引作成だ。かつては見出し語を本文から探し出し、該当ページをマークする必要があり大変だったが、DTPソフトでは該当する見出し語を選択するだけで全頁のどこにあるか探し出す。しかも数字、ひらかな、カタカナ、英字はそのまま、漢字は読みを入力すれば自動的に50音順に並べ替えてくれる。当たり前といえばその通りだが、それ以前の編集環境を考えると夢のような話だ。そしてそのDTPソフトが使えるので出版に進出したというのが本当の理由かも知れない。

3月18日
ドタバタ仕事
 閉店間際の20時にスライド原稿を作ってくれという先生が来店。発表はいつと訊くと翌日大学医局で朝8時から30分とのこと。仕事で忙しくてまったく手をつけられなかったらしい。24時までかかってなんとか30枚のスライド原稿を作り上げた。じつは夕方、スーパーでピンピンのイワシをみつけ、ぬたにして一杯やろうと楽しみにしていたので、アポを忘れていたのも悪いが怒り骨髄に達した。今朝も修正が1枚あると連絡を受け7時半に店へ。「電話でアンタの声を聞くと血圧がビューと上がるぞいね、いつまでもワシが元気でいるとは限らんぞ」という苦言をチクリ。このところ高校の同級生の医師が続けて胃癌で亡くなっているがかれも同級生。頑張ってあげるしかない。

3月19日
HONDAミニ耕うん機「ピアンタ」
 家庭用カセットボンベで動く耕うん機「ピアンタ」のコマーシャルを見てウーンと唸っているのは家庭菜園をやっているかただろう。カセットボンベ1本でおよそ1時間駆動し、約30坪を耕うんすることができるとか。しかも持ち運びのしやすさも配慮し、フロントガードとキャリーハンドルまでついており、土が付いたままでも車に乗せて持ち運べる。値段は104,790円。これまでのガソリン仕様だとメンテナンスが大変なので、購入をためらっていた方も多いだろう。幸い湯涌の市民農園はあら起こしを市がやってくれるので、土はやわらかく絶対必要なものではないが気になる。しかしこんなものを開発するとはまだまだチャレンジ精神溢れるホンダイズムが健在なのかなと思った。ピアンタは大ヒットするに違いない。

3月20日
墓参りを済ませてから仕事
 WBC日韓戦が気になるが10時に店を開けた。店にはTVがないので、Macにワンセグチューナーをつないでみたが電波状況が悪く受信できなかった。仕方がないのでワンセグ対応のケータイを買ったが、これも店内ではうまくいかなかった。結局インターネットの速報版をみながらの仕事となっている。それはともかく今晩「ラシェット」で71年もののワインを試す会にお呼ばれされているので、それまで真面目に仕事に取り組み、身も心も清めて臨むつもりだ。保存状態がよければいいが。      

3月21日
昼も夜もいい日だった。
 WBC日韓戦は2回2-1でたまらず、家に帰ってTV観戦した。楽しみにしていた夜の「ラシェット」はシャンパンのあとメインの1938年のドイツ白ワインからブルゴーニュ、ボルドーと続いた。念のためヒュー・ジョンソンのポケットワインブックを持参したが残念ながらドイツ語のラベルが正確に読めなかった。帰ってからゆっくり調べようと写真を撮ったが、最初の文字が隠れており不明のまま。ラベルを保存してもらうように頼んだのでそれまではお預けとなった。琥珀色からは甘口を想像したが、酸化が進んでおりなんとか飲めるといったところ。しかし71年前のワインのコルクを抜く現場にいるという興奮は充分味わえた。そしてS先生は71歳の誕生日を迎えられた。

3月22日
そろそろ畑の準備だが、
 前にHONDAミニ耕うん機ピアンタの話を書いたが、今度は三菱農機が「トラクターのレンタル始めます」との記事をみつけた。トラクターやコンバインは詳しくないが、基本的に米作では春と秋の収穫の時に使用するもので、それ以外は不要なのになぜ買うのか不思議だった。三菱農機は新規購入や買い換えの負担が専業農家の離農や就農希望の障害になっていると判断、端から見ると当然のように思うが、レンタルは実質的に農機の販売減につながるとしてこれまで行われてこなかったようだ。5月からは家庭菜園愛好者向けの小型農機の貸し出しも始めるらしい。買うか借りるかの選択肢ができることはいいことだ。 

3月23日
普段野球は見ないが
 WBCだけはみている。名前が分からない選手がいるが迫力のあるプレーは見応えがある。店にはTVがないのでネットの速報だけだが仕方がない。1回早くもロバーツに一発浴びたようだが結局9-4。取られたら取り返すという一番いい形で決勝へ進出。中継は店の前の車の中でケータイで観たが、電池切れで2台目のケータイの継投となった。明日は日韓の文字通り戦争のような試合になりそうだ。

3月24日
2台目ICレコーダー
 数年前に買ったICレコーダーは使い方が複雑で、しかもWin 専用、記憶容量も少なく実用的ではなかった。大型家電店に新しいiPod shuffleを見に行った際、在庫切れだったので仕方なく店内を回っていたら、3月一杯の特価でMacにも使える機種が目に付いた。戻ってから価格.comでスペックと値段を調べ、すぐに購入した。
 いつも思うことだが友人と議論しているときなど、いいことをいっているなと感じたり、夜中にふと目が覚めたときいいアイデアが浮かぶことがある。しかし言葉もアイデアもすぐに消えてしまうので、せめて録音しておけばよかったと思うことがあるが、ICレコーダーはそのような場合に強力なツールになる。さっそく枕元に置いて寝たが昨夜は出番がなかった。 

3月25日
イチローサマサマ
 仕事もせずに邪魔されない場所で世紀の瞬間を観た。韓国にとってイチローに対するあの8球目は一生記憶に残るだろう。しかしWBCは日韓両国だけが異常に盛り上がっていたが、肝心の米国は単なる興業の一つと冷酷に構えていたような気がする。米国の作戦にまんまと踊らされて痛い目にあった経済と同じ図式に思えた。日本の試合はすべて観たが、スポーツは体力が基本なので、その点に劣る日本人は、互いの身体が接触しない野球のほうがサッカーより合っていると思う。これを機会にもっと野球が人気スポーツになるように努力して欲しい。 

3月26日
様々な韓国の姿
 WBC決勝の翌日、韓国のネットニュースをみた。○(中央日報)ドーム球場ひとつない不毛な野球環境、高校チームが55しかない薄い選手層からかき集めた代表チームが、高校チームだけで4100、ドーム球場が6つもある日本との戦いを繰り返した末に優勝と準優勝を分け合ったこと自体が奇跡に違いない(中略)韓国が撃破したベネズエラのレギュラー選手1人の年俸は韓国代表チームの年俸総額よりも多かった。日本も代表チームの年俸総額は韓国チームの17倍。○(朝鮮日報)9日に東京ドームで行われた日本との第1ラウンド1位決定戦に登板した奉重根(ポン・ジュングン)は、イチローを3打席いずれも凡打に打ち取り、伊藤博文を暗殺した安重根(アン・ジュングン)にちなんで「奉重根義士」というニックネームが生まれた。ウィキペディアでは安重根を、現在の韓国では「抗日闘争の英雄」として評価され「義士」と呼ばれており、暗殺者(テロリスト)であるものの、安を単なる殺人犯とする評価はまれである。とあった。これらは極端な例だが激闘、死闘の裏側を垣間見たような気がした。 

3月27日
楽しみにしていたコラムが一つ終了した。
 北進一「遠景近景」(読売朝刊)だ。氏は現在70歳、60歳の定年(2000年)からコラムを書きはじめ「定年前後」「新・定年前後」「新々・定年前後」「遠景近景」と書き続けて来られたが今回が最終回。何の気負いもなく、定年後の平凡な日常を綴ったものだが、キラリと光るものがあり、「日めくり日記」の目標とさせていただいたが遠く及ばなかった。調べてみるとネットでバックナンバーをチェックできるので読んだことのない方は是非。http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/enkei/ 

3月28日
五斗米のために腰を折る
 北進一「遠景近景」最終回の中にあるが、大体の意味は分かるが不勉強で初めての言葉だった。調べると五斗米は「ごとべい」と読み、わずかな俸給を得るために、人に屈従すること。晋書(陶潜伝)「吾不能為五斗米折腰」とあり、わずかばかりの食禄(しょくろく)のために卑屈な態度をとること。 晋の陶淵明(名は潜)が、県知事となっていた時、若い後輩が上役として視察に来ることになり、礼服を着て出迎えよ、 といわれたので、淵明は日俸の五斗米(今の五升=約九リットル)のために腰を折って若僧にぺこぺこするのはいやだと言って、 即日に辞職して郷里に帰った故事とあった。
 定年を迎え、第二の人生を考えている方たちには心を打たれる言葉だろうが、タイトルのように「単純素朴に生きていこう」は結構難しい。

3月29日
サッカーと野球
 昨夜のW杯最終予選対バーレーン戦は勝ててよかったが、チグハグなプレー、個々の判断力のレベルの低さ、あたりの弱さ、毎度お馴染み決定力の無さなどをみていると、W杯出場はできるかもしれないが、勝ち上がるとなるとかなり難しいだろう。いまさらといわれても仕方がないが、WBCでみせた日本の野球のレベルを考えるとサッカーは個々のセンス、技術力、チームプレーどれを比べても野球にはるかに劣るように思える。実力以上に人気があるサッカーと、実力はあるが人気はイマイチの野球の現状の矛盾を強く感じてしまった。
 日本サッカーよ、せめて韓国野球の不屈の闘志とハングリー精神を見倣えといいたい。

3月30日
『きっと「イエス」と言ってもらえる』のドラマ化
 「DOOR TO DOOR」を昨夜観た。以前にシェリー・ブレイディ著の原作を読んでいたが、日本の状況に合わせてうまくアレンジしてあり完成度が高かった。エンディングで実際の脳性まひのトップセールスマン、ビル・ポーター氏の映像が流れなかったら実話とは分からないほどだ。
 そのあと何気なしにNHKにすると「ぴあのピア」で全盲のピアニスト梯 剛之のモーツァルト ピアノ・ソナタ第17番をやっており、さらに心洗われる心境になった。気持ちが昂ぶったままなのでチャンネルをそのままにしていたら「熱血!オヤジバトル」が始まり、革ジャンを着たオッサン連中のバンドなどが次々登場し「なんじゃこりゃ」と目が覚めた。これも初めてだったが、こんな番組をお堅いNHK(制作は福岡放送局)で12年も続いていることに驚いたが、日曜日に夜中までTVを観たのは何年ぶりだろうか。

3月31日
趣味の園芸「やさいの時間」NHK教育が
 リニューアルされるようだ。肝心のやさいつくりの話よりも秋田県生まれの藤田智先生のキャラとその脱線ぶりのほうが面白い番組だが、1年間で終わるには惜しいと最終回を観ながら思っていたのでなおさらうれしい。4月から畑初デビューの西城秀樹が加わるので、美男、へっぴり腰の美女、デブの野獣の3人の掛け合いが今から楽しみ。手入れの行き届いたフカフカの土の畑は現実的ではないと思われるかも知れませんが、家庭菜園をやる方は必見の番組です。日曜8:00〜8:25、再放送は金曜午後9:25〜9:50。

09.2月分

2月1日
いい文章に出会うたびに
 この「日めくり日記」を書き続ける元気がなくなることはしょっちゅうだが、そのことをすぐに忘れてしまうのは加齢のせいだろう。しかし還暦近くなると、自分はいったい今まで何をしてきたのか、あと残りの人生いかにあるべきやなどと考えこみ、躁と鬱の間を行ったり来たりするようになる。そこで思いついたことなどをノートなどに書き留めておかないと、すぐに忘れてしまう。まして私は字がヘタでしばらく経つと自分の書いたものが判読できないことが起こるので「日めくり日記」をはじめたわけだ。要するに備忘録のつもりなので、起承転結などまったく意識しないで書いているが、もともと怠け者なので毎日公開するというプレッシャーをかけて続けてきた。しかし足掛け6年になるが文章の進歩はまったくみられない。

2月2日
新年会@テルメ金沢
 仲間12名で忘年会と同じ場所、ほぼ同じメンバーで焼肉宴会。2時間飲み放題ということで年齢をものともせず、ハイピッチで食うわ、飲むわだったが、30分ほどで息切れでペースダウン。現実的な健康問題と定年後の話に移った。しかしこのメンバーで宮仕えは3名のみなので、定年に関する話はあまり相手にされなかったが、山登りを楽しむのが9名もおりこちらの話は盛り上がった。
 誰かにキャンピングカーを買わせて日本中をまわり、山登りをする計画が持ち上がったが、ぜひ実現して欲しいものだ。この会ではいつもそれぞれの高校時代の弱みを突っ込んでイジメ倒して大笑いするのが恒例だが、医師のK君だけは昔も今も人格者でターゲットになったことがない。宴会は6時間にも及んだが、しばしこの不景気を忘れさせてくれるパワーがあった。

2月3日
Google Earthがスゴイことになった
 今日最新版が発表になった。バージョン5から検索の範囲が広がり世界中の歴史的写真や海洋専門家から提供された海底および海面データを閲覧できるようになった。地理の好きな方にとってはこれまでも面白いものだったが、さらにBBCやナショナル ジオグラフィックなどから提供されたコンテンツを表示できるので歴史的な写真や海底の様子までみることができるようだ。さっそくダウンロードしたが地球が一気にズームアップする迫力はかなりのものだ。

2月4日
「資本主義はなぜ自壊したのか」中谷巌
 帯に構造改革の急先鋒であった著者が記す「懺悔の書」とあり、小泉、竹中らとともにアメリカの手先になって、構造改革や規制緩和という文言に踊らされグローバル資本主義を持ち込み、その結果、今日の格差社会などの弊害を生む結果となってしまったが、巧妙に自己弁護を交えながらそれは間違いでしたという話を360頁も費やして書いている。まさしく資源と時間のムダ「懺悔の値打ちもない」本でした。(集英社 1,785円)

2月5日
日曜日は探蕎会総会
 総会のプログラムの検討がようやく煮詰まり、式次第、席順、名札などの作成にとりかかることになったが、インターネットのおかげで、原稿をPDFファイルでやりとりできるので作業はずいぶん楽になった。土曜日に最終チェックを行う予定でいたが、富山市まで志の輔の落語を聴きにいくことになったので明日までに準備しなくてはならなくなった。志の輔は声が悪い、バイトしすぎ、富山弁使いすぎ、で好きな噺家ではないが、「てるてる亭」のHPをみると席数は264で、寄席の雰囲気があり、大ホールではあまりやらない演目を中心に、しかも富山弁もなるべくひかえてとあった。またせっかく富山まで行くのだから、早川先生ご推薦(念のため富山に住むS君にもきいてみた)の「とろ一」で一杯ならという条件でOKした。

2月6日
また4冊借りてきた。
 阿刀田高「やさしい関係」「鈍色の歳時記」、城山三郎「雄気堂々」、シェリー・ブレイディ「きっと『イエス』と言ってもらえる」の4冊。最後はカミさんのリクエスト。何の本かも知らないので図書館で検索しても置いてある場所が分からず係の人に案内してもらった。副題は「脳性まひのビル・ポーターはトップセールスマン」というノンフィクション。なぜこの本なのか理由を訊くと嵐の二宮君がこの本の主人公を今春TVドラマ「DOOR TO DOOR」でやるからとのことで、単なるミーハーだった。原題は"Ten Things I Learnd from Bill Porter"でその通り10章からなっている。「雄気堂々」の渋沢栄一とともにビジネスの啓蒙書としても役立ちそうだ。

2月7日
今日は酒を飲むので
 11:05兼六園下からでるバスにした。総曲輪に12:17着。開演は14:00なので充分間に合う。「とろ一」は17:00に予約、「早川先生のHPをみてきました」ということも忘れずに伝えたが、「ウーン」という声が奧から聞こえ、混んでいそうな様子だったがなんとかOKとなった。わたしはこちらのほうが楽しみ。志の輔の落語は「てるてる亭」のHPをみても「完売御礼」とあるだけで肝心の演目がないのはどうしてだろう。HPによると「てるてる亭」は北陸銀行が市街地のにぎわい創出につなげようと中央通り商店街の3Fにあった映画館を改修して去年6月にオープン、志の輔の本名が「照雄」で「照ちゃん」と呼ばれていたので「てるてる亭」と命名したとか。毎月定期公演があるようだが、志の輔のチケットの入手は非常に困難とのことだった。

2月8日
まだ酸っぱいものがあがってくる
 富山に着き、昼はM君推薦の「新とんかつ」で腹ごしらえをしてから「てるてる亭」へ。前座2名の後、志の輔の出番だったが、新作はすべて富山弁、休憩をはさんで後半は古典「しじみ売り」をじっくり聴かせてくれた。新作は地元に帰って、まるで水を得た魚のように滑らかで面白かったが、地元民でないと理解できない笑いもあった。新作はともかく彼の古典の評価は私にはまだ分からない。
 「とろ一」は早川先生の話をすると、イカの黒作り、おから、ホタルイカの沖漬けがサービス。これだけでも充分飲めるが、さらに先生推薦の刺身、鱈汁、ウナギまで食べたので、帰りのバスが心配だった(トイレがない)。今日は飲みすぎ、食べ過ぎで胃がもたれており、11時からの探蕎会総会が大変だ。

2月9日
土日とも昼から
 お酒が入っていたので、さすがに飲み疲れた。おかげでこの2日間本は読めなかった。その点、毎日のように外で飲んでおられるのにピンピンしている総理になぜか畏敬の念を禁じ得ないが、あれだけ家で食事をしないで飲み歩き、夜遅く帰宅するようではマンガでさえ読む時間があるのだろうか。なにか帰りたくない事情があるのだろうかと、他人事とはいえ心配になってしまう。酒好きのわたしでも2日連続の宴会は身体に堪えた。
 話は変わるが「てるてる亭」のHPは今朝になっても先週土曜日の演目の発表がないのはどういうことか。「しじみ売り」で間違いはないと思うが。

2月10日
探蕎会は寺田喜久雄氏(金大名誉教授・理)が会長に
 寺田会長は高潔なお人柄、しかも昭和2年生まれとはとても思えないほどお元気で、故波田野会長の後を引き継いでいただくことになった。総会では新たに久保健一氏が副会長、松川徹男氏が世話人に、越浦良三氏が顧問に選出された(あとは留任)。わたしは去年の総会終了後、一身上の都合で辞意を表明したが、事務局の仕事、とくに会報発行だけは責任上続けていくことにしていたのだが、今総会で岩喬氏(金大名誉教授・医)の挨拶で、事務局の仕事をねぎらう言葉があり、また一歩決意が後退する結果となってしまった。

2月11日
今日も昼からお酒が入る。
 同期でもっとも事業に成功しているI君の会社の物流センター落成式にお呼ばれされ、これからかほく市まで出かける。現地で立食パーティーが用意されているので、わたしのようなものには断りにくい。しかも友人の送迎つきなのでコンキイッパイ飲める。さらに終わってからテルメ金沢で反省会をしようとT君を誘ってある。要するに酒が飲めれば理由は何でもいいということ。しかし2年前に買ったブレザーを着てみたがもうボタンがとまらない。オットロシーことになるものだ。今日で昼からお酒が入る会合も終わり(?)なのでそろそろ真剣に考える必要がありそうだ。

2月12日
200人ほどの招待者のうち
 同級生は10人余り、3年前の出版記念パーティーからみるとはるかに少ない人数だった。それもそうだろう、物流倉庫の完成などは工事関係者か、仕事に関係する方だけでよかったのではないか。わたしも送迎がないと出席しなかった。会場では乾杯の前から仲間だけで1テーブル占拠していたが、久しぶりに会う相手には互いにまず、顔、それから頭、歯、腹をチェックし「やあ」となるが、眼の表情だけは18歳の時と変わらないものだ。酒もオードブルも豊富だったが、「カ、カッテイゾイヤ」(これはかたいですよ)とか「サッ、モーネイゾ」(それはあまりおいしくありませんよ)とか仲間に注意を促したり、それぞれの年を重ねた経験から出る会話が面白く飛び交う、楽しい集まりだった。

2月13日
散々仲間から腹をさすられたので
 少しでもカロリーを消費するため、天気もいいのでなるべく今まで通ったことのない道を選びながら浅野本町のA君のところまで歩いて本を届けた。ときどきショーウインドーに映る我が姿に、これだと仲間から指摘されるのも無理はないなと思った。往復で13,000歩、距離にして9kmしかないが、両足のスネがパンパンに張ってしまった。これではイカンと考え、晩酌は1種類のみ、焼酎の場合は、氷を4個だけにして(最初はストレートの予定だったがこれは酒が多すぎた)1杯をじっくり味わいお代わりナシということにした(ただし酒が進む献立の場合は例外とする)。これで1か月1kg減量ならそう困難ではあるまい。と思う。

2月14日
「オー・モーレツ!」な春一番だった。
 車を運転していてもハンドルがとられるような風、気温も20℃近くまで上がったが、こんな時、昼に「真打」(大額)のラーメンを食べたものだから、食後に汗が止まらなかった。「真打」はT君に教えてもらい初めてだったが、有名店だから残してはいけないのかと思い、「オー・モーレツ!」にしょっぱい豚骨スープを最後まで飲み干してしまった。おかげで帰っても喉がカラカラ、胸がムカムカ、頭がキンキン(塩分のせいだろう)、脳梗塞を起こしそうな危険な体験だった。従って夜はあっさりと湯豆腐で熱燗を一杯、もちろんお代わりナシ、ただし正2合。

2月15日
「お買い物」NHK特集ドラマ
 金曜から今日まで2人の娘は神戸へ行っており静かな毎日。昨夜は夕食後母親も部屋へ戻ったので、何年かぶりにカミさんと2人だけになった。普段なら夕食後は2階へ上がって自分の時間を過ごすが、9時からNHKのドラマが面白そうだというので付き合った。福島の田舎に住む老夫婦が東京へ出てきて昔憧れたカメラを手に入れ、お金が不足したので孫娘の部屋へやっかいになる話で、淡々と流れる時間を主演の久米明、渡辺美佐子がベテランらしい丹念な演技をしていた。
 我が家もいつかこのように2人だけの暮らしがくるだろうが、ジーサンのささやかなわがままを許すバーサンさんの姿をみていると、20年後のカミさんと重なって見えた。ということでたまにはゴマをすっておこう。

2月16日
シンガポール「世界の頭脳を呼び寄せろ」
 NHKスペシャル「沸騰都市」第7回では1人あたりのGDPで日本を抜きアジア最強となったシンガポールが、自国の繁栄のために、初代首相リー・クアンユーの長男でケンブリッジ、ハーバードに学んだリー・シェンロン首相の下、世界中から破格の待遇で優秀な人材を集め、巨費を投じた最新の研究施設バイオポリスで研究を推し進めているが、Nature、Science、Cellなどのトップジャーナルに掲載されない研究者はどんどん解雇されるという厳しい現実を見せつけていた。京大出身の2人の研究者が出ていたが、日本でも研究費が東大に一極集中し、京大といえども一地方大学になり果てた現実と無関係ではないだろう。
 しかしシンガポール国民以外は奴隷のようなシステムはいつかは破綻してしまうのではないか。良きにつけ悪しきにつけ、ここは人工国家である。

2月17日
ようやく志の輔の演目が発表になった。
 てるてる亭のHPで一席目の新作は「異議なし!」、二席目の古典はやはり「しじみ売り」だった。「異議なし!」はマンションの自治会の人たちが防犯カメラを設置するかどうかについてのドタバタを最後まで富山弁で通すという地元民にはたまらない演出だったが、ネットで調べてみると1月の渋谷パルコ劇場でやった演目のようだった。その時のマンション名は「中板橋ヒルズ」だったのが「新湊ヒルズ」に変わっていたが、東武東上線の「中板橋」は決して高級住宅地でないところがミソ。環境問題から始まるマクラもおなじで、L&Gの話が加わったことが新しいところか。
 てるてる亭での志の輔の落語は富山在住の友人や「とろ一」の女将さんなどの話を聞くと、地元でも手に入りにくいプラチナチケットらしいが、公演後に会場で次回のチケットを先行販売するのでなおさらだろう。

2月18日
酒については偉そうなことはいえないが
 辞任の態度をみていると憮然としているが心中は自責の念でいっぱいだろう。このままだと大臣を辞任するだけでは済まず、政治生命も絶たれる結果になるのではないか。「酒の上の話」とかいって酒を飲んで暴言を吐いても知らんぷりして自己弁護するのが日本人に多いが、それが命取りになることをあの記者会見の場面をみて感じたに違いない。しかしワイン好きのかれがあれほど酔っぱらうのだから、よほど旨いイタリアワインだったのだろう。バローロ、モンタルチーノ、バルバレスコあたりだろうか。不謹慎だが銘柄が気になる。「ワインのために大臣の地位を捨てました」と開き直れば、わたしなどは拍手喝采したのに。さすがに首相も昨夜は外で飲まずに帰ったようだ。

2月19日
スチームクッカー(ティファール)其ノ一
 体重がじわりじわりと増加し、めでたくメタボの仲間入りをした。前に新聞の全面広告で「ヘルシーな蒸し料理がおいしく簡単にできる」とCMが載っており、街では蒸し料理専門の店もできてきたとか。「ヘルシーな」の言葉にしばし考えていた。家には蒸し器も3段重ねのセイロもあるが、台所で使うもので食卓には不向き。これは電気で蒸し、透明バスケットなので中の様子がわかるし、材料から出た汁がお湯と混ざらない工夫がしてあり、出来具合を確認しながら家族で囲める。肉や野菜はゆでるより蒸すほうがうまみや甘みを味わえるし、肉や魚の余分な脂を落とすのでメタボ対策にはうってつけ。ということで大型家電店へでかけたが、スチームオーブンですか?とかで話にならない。仕方がないので価格.comで最安値を通販で手に入れ、さっそく豚肉と水菜、キャベツ、アスパラ、タマネギなど入れて試してみた。(つづく)

2月20日
スチームクッカー(ティファール)其ノ二
 バスケットは2つあるので重ねて使えるが、すばやく蒸すには1段のほうが効率がいいようだ。つまり肉と野菜を別にして、 野菜が蒸し上がったら、アツアツを食べ、その間豚肉を蒸す。肉を食べ終わったら、また野菜という具合。野菜も豚肉も甘くてうまい。水菜は生でもおいしいが、しんなりするといくらでも食べられる。鍋と違って水分がタレのポン酢の中に入らないので薄まらないのがよい。付録で100種類の蒸し料理のレシピがついており、しばらくは楽しい選択になりそうだ。おまけに加湿器としても有効。しかし後始末で洗う段になると肉の脂がべっとりでラード状態、洗ってもなかなか落ちず大変だったそうだ。そこで昨夜はカボチャ、インゲン、ニンジン、ブロッコリー、水菜、タマネギの野菜だけで主食はピザ。ワインはゴックンしたかといえば、ゴックンした。3、4杯だと思うが、グラスはリーデルのボルドーなのでこれでもボトル3/4ほどになる。「フゥー…」

2月21日
今週初めから
 毎朝カレンダーに体重を記録しているが、65〜66kg台を行ったり来たりしている。高校までは48kgでウエスト68cm、20〜30代は50kg前半でウエスト70cm台、金沢へ帰ってから少し太りだしたが、60kgになるなんて想像もしなかった。月日は流れ、いまやウエスト95cmで絶対ありえないと思っていた70kgが目前に迫ってきて、これだけはなにがなんでも阻止しなければと強い決意だが、食い物は旨いし、酒も旨い。その楽しみにしている夕食のメニューはカミさんからいろいろ提示された中から、わたしが「よし」というものが採用されることが多い。当然頭の中ではそれに合わせる酒も同時に決まるという具合なので、前途は多難である。

2月22日
昨夜はある研究会で書籍展示。
 ホテルの同じフロアではメーカーの親睦会、企業の懇親会、結婚式の披露宴が重なっていた。つまりこの研究会以外はすべてお酒が入る会だった。懇親会は宴会が始まってしばらくするともうカラオケの音が会場のドアを開け閉めするたびに大音量が漏れてきた。結婚式は花嫁のお色直しが目の前を通過したが、ベアトップのドレスに不覚にもオスの欲情で眺めてしまった。礼服姿のオトーサン連中は赤い顔をして何回もトイレに通っていたが、中に礼服で白いソックスをはいているオトーサンがいた。しかもズボンの裾がソックスの中に入っていた。礼服に白いソックスなんて、センスのかけらもないと思われても仕方がないのに、ご本人はまったく意に介していないようだった。さらに礼服でニューバランスのスニーカーを履いているオニーサンもいた。
 泥酔大臣を「日本一」と声をかける奥さんもおかしいが、こんな格好で結婚式に参加させる家族はいったいどうなっているのかと、素面の私は思ってしまった。

2月23日
枕上の人
 友人のS君がこれまで金融機関で勉強し経験してきた会計監査に関する本をこれから1年ほどかけて書こうと考え、出版するための必要不可欠なものは何かと質問するために訪ねてきたので、原稿のデータのつくりかた、グラフや表のつくりかた、引用する場合の注意、出版の形式など、わたしの知っていることをお話しした。
 かれは学生時代からわたしが雄しべと雌しべの形而上学的関係に悩んでいたときから、しっかりと専門科目を勉強し、それは就職してからもずっと変わらなかったので資格は充分だろう。話の中でかれのメールは朝の4時ころに届いているのが多いことを質問すると、夜は9時に寝て朝4時に起きてから勉強しているそうだ。まさに外山滋比古著「思考の整理学」の中の欧陽修のいう「枕上」の人であった。

2月24日
しかし実際に筆を執るとなると
 というかパソコンに向かいキーをたたく段になると、途端にいろんなことが思い浮かんで、構想がまとまらず、なかなか進まないことをS君はすぐに自覚するだろう。ところで今わたしが取りかかっているステロイドの歴史の本の著者の先生は傘寿を超えているが、足繁く医学部の図書館に通い、丹念に資料に目を通されている。事実の正確さを重んじる学者の姿を拝見していると頭が下がる思いだ。しかし、ご自身の関心はこの作品の後のエッセイだというから驚く。自分の専門分野の話は成り行き上、書かなければならないと思っているように見受けられる。こちらも着々と準備されているようだ。上には上があるものである。

2月25日
3冊同時に読んでいる。
 1.松本清張短篇集II、2.「雄気堂々」城山三郎でこれらは図書館で借りた。1は阿刀田高氏のご推薦、2はかつて挑戦したが途中で挫折(渋沢栄一の伝記だが江戸末期の話が長く、これが退屈だった)。3冊目の「黄金旅風」は「出星前夜」をある先生からお借りして読み、面白かったとお礼をいうとさらにこれを貸してくれた。毎日少しずつ手をつけ、どれも半分以上読み終えた。二股ならぬ三股をかけていると、読む前にスイッチを切り替えるのが大変だが、どれも分厚いので阿刀田高の短編のように2日で読み終えるというわけにはいかず、少々忍耐を必要とするが、それに見合う感動を味わえるのも確かだ。
 昨日、3を貸していただいた先生に注文の洋書を届けたら、さらに飯嶋和一の本を4冊も手渡されてしまった。

2月26日
「人は血管とともに老いる」
 ウイリアム・オスラーの有名な言葉だが、山やジムに通っていた頃、体重は57kgまで落ちたが血管年齢を測定すると57歳と運動でがんばった割には実年齢と変わらなかった。動脈硬化を防ぐための、食べ過ぎや高脂肪食を避ける食事の工夫を怠っていたからだろう。
 朝刊に血管を若返らせるラクトトリペプチド(LTP)のほかに、食事の具体的な献立の提案が載っていた。一汁三菜、野菜やキノコ類を多くし、塩分を控え、肉や野菜もホイル焼きにして脂質を減らすのがコツとあった。当たり前のことだが実行は難しい。そして今朝の体重は66.6kgと新記録となった。最後にオスラーの言葉をもう一つ「たいていの人は、剣によるよりも、飲みすぎ、食いすぎによって殺される」やと。

2月27日
ラクトトリペプチド(LTP)は
 サプリメントに詳しい娘は知っていた。ネットで検索すると「Lact(乳から生まれた)Tri(3つの)Peptide(アミノ酸がつながったもの)で、整腸作用と血圧の上昇を抑える作用があるらしい。さっそくドラッグストアで「アミールサプリメント」を購入。夕食も新聞で紹介されていた鮭のホイル蒸しと蒸し野菜。風味を出すためにバターを乗せるが、いつもより薄くスライスした。その気持ちが大事だと思う。
 今夜は飲み会なのでコンキイッパイ飲むが、明日からはカロリーを考えて控え目にしなければと、毎週楽しみにしている番組「ケンミンショー」をみながら思った。秋田のスーパー「いとく」は懐かしかった。「ひき割り納豆」は最初、大豆のクズを利用した貧しい人の食べ物と思っていたが、秋田以来納豆といえばひき割りである。飲み会はゴチだと思っていたら割り勘になった。

2月28日
「空海」で5時間飲んでいた。
 体調管理のため、これで鯨飲馬食は最後にしよう?と殊勝な気持ちになっていたので、後悔のないようにしっかりと飲んだが、まさか12時をまわっているとは思わなかった。寝たと思ったらすぐに朝、その割にはスッキリとした目覚めだが、深酒の翌朝は晴れというジンクスは生きていた。

09.1月分

1月1日
謹賀新年
 大晦日は夕食の時間が遅くなったため、何10年かぶりに紅白に付き合わされた。出場者の1/3ほどは初めてみる人ばかり、南極観測船からの電報や、日本野鳥の会の姿も見られず、ただの歌番組に成り下がっていた。元日は雪こそ少し積もっていたが、風がなく穏やかで家族全員で墓参りと護国神社へ初詣を済ませ、我慢比べに負けた母親の年賀状の不足分を印刷するために店へ寄るといういつものパターンで始まった。

1月2日
米朝と文珍
 正月休み用の本を用意しなかったのでiPodで落語を楽しんだ。そこで上方落語の名作「はてなの茶碗」(担ぎの油売りが日本一の茶道具屋の茶金が清水寺の茶店で『はてな』といって残した茶碗で一儲けを企む話)を米朝と文珍で聞き比べてみた。「はてなの茶碗」は米朝の十八番の一つで、さすがに落ち着きがあり上品で、聞き比べてみると文珍はまだまだ荒削りで、「老婆の休日」などの新作の切れの良さと比べると、当然のことながら古典はまだまだ格が違うという印象を受けた。芸の世界は厳しい。

1月3日
箱根駅伝
 読む本がないせいか、この正月はTVを何となく見て過ごしている。バカバカしい正月番組を避けて昨日今日と箱根駅伝を初めて2日とも最初から最後まで見たがいいレースだった。学生といってももはや下の娘より若い選手ばかり、しかもイケメンが多いのには驚いた。今の若い連中は自己アピールがなく、ひ弱そうに思っていたが、彼らの駅伝に取り組む姿勢をみる見る限り、まだまだ日本は大丈夫という変な感動をしてしまった。年を取った証拠か。
 そこへ行くと哲学者のN君は還暦になるので今年から年賀状は止めたとメールが届いた。こちらはまだまだ若い。

1月4日
正月休み最終日
 母親を連れて初めての大桑「楽ちんの湯」へ。久しぶりにゆっくりと岩盤浴を愉しもうと思っていたが場所が分からない。係員に尋ねると女湯だけで男湯にはないとのこと。ならばと長時間サウナに入り、気分が悪くなってしまった。休み中、昼間は酒を飲まないようにしていたが、湯上がりのあとなら仕方がないとあっさり方針変更。飲んだあとはコタツに首までもぐり、大イビキ。当然家族の顰蹙バイヤーとなったが、本も読まず家で5日間過ごしたのは初めてではないか。

1月5日
仕事始め
 朝出勤し、たまった新聞にサッと目を通し、激動の年の心構えのヒントを探したが、どの記事も腰が引けていて説得力に欠け、却って不況の深刻さを実感するだけとなった。いよいよ「浪高シ」の船出となる。

1月6日
年末の大掃除で机周りがスッキリ
 したので仕事がやりやすく、仕事始めからフルに動けるようになった。関係するHPの整理、研究会案内の校正と印刷、探蕎会会報の校正などをこなした。昨今の厳しい状況の中で、やらなければならない仕事があることはありがたい。

1月7日
Macworld Conference & Expo
 毎年、1月7日の上記基調講演が楽しみだという方はかなりのMac通。予告されてはいたが、やせ細ったSteve Jobs氏に代わって、デブのPhil Schiller氏がiLife '09、iWork '09、17インチMacBook Proを紹介、新製品の紹介のあとには懐かしいTony Bennettが歌ったらしい。しかしAppleの参加は今年を最後に2010年からは参加しないそうだ。さっそくAppleのHPでiLife '09のデモをみたが、すべて英語。しかし内容はある程度分かっているのであまり気にならなかった(つもり)。

1月8日
「火ート」へ
 真面目に仕事をしていたら、夕方T君来店。「火ートでもどうけ」といわれ即OK。そういえば去年は休業で2回門前払いだった。今回もダメな場合を想定して、お互い代案を用意していたが何とか入れた。T君は「とさか」をまだ試したことがなく、木村先生が食べたものならと意気込んで注文したがナシ。ならばと「白玉」「ちょうちん」を頼んだがやはりナシ。ということで気合いをそがれたが、「せせり」「皮」「なんこつ」もなく、「ハツ」はワシらの2本で終了、ちと淋しかった。この店は予約も出来ず、しかも不定休。
 帰り際T君がマスターに携帯の番号を教えてくれと食い下がったが、あっさり断られた。謹んで食べさせていただきますという姿勢は「蕎麦屋」で充分会得しているはずなのだが、ワシらは招かれざる客なのだろうか。しかしウマイ。

1月9日
禍転じて
 昨年12月の学会の決算報告や後始末をしているが、韓国の教授から丁寧なお礼のメールが届いた。彼の教室の発表者が急に来れなくなり、抄録から削除したが、代理の学生がポスターセッションに参加した。参加できなかった学生に抄録を渡したいので、何とかならないかと相談を受けた。困った相談だったが、学会に不参加の会員にも抄録を発送する必要があったため、増刷時に修正し年末に韓国へ送ることができた。禍転じて福となすような結果だったので、褒められてもかなりこそばゆい。

1月10日
天気が悪そうなので気をつけて。
 昼休みに木村先生のデジカメの買い替えに付き合ったら、「カンパーニュ」でお昼をご馳走になった。ならばとカメラのセットアップのお手伝いをしたが、老眼鏡を忘れたため困難な作業となった。先生はこのデジカメをもって連休に志賀高原へでかけるそうだ。2305mと日本一標高の高いところにある横手山から一気に滑るのを毎年楽しみにしておられる。しかし来月には72歳になられるのにこの元気はとてもマネできない。

1月11日
「小説家を見つけたら」DVD
 一作だけ小説を発表して姿を隠し、年老いてからは部屋に籠もり、”生きながら死んでいる”ような暮らしをしている小説家(ショーン・コネリー)と、バスケットボールと本が好きで、文才のある黒人少年(ロブ・ブラウン)との文学を通した友情がテーマ。貧しい家庭ながら成績優秀で名門高校に特待生としてスカウトされたが、彼の才能を認めようとせず、自分に逆らったため退学に追い込もうとする教師(マーリー・エイブラハム)に対し、学校に乗り込んで彼を擁護するためショーン・コネリーが演説をするラスト近くのシーンは「セント・オブ・ウーマン」のアル・パチーノとよく似ているが、こういう場面は何度見てもジ〜ンと来るものだ。2000年の作品。原題 : Finding Forrester

1月12日
「ヒーロー」「ビューティフル・マインド」DVD
 「ヒーロー:靴をなくした天使」出演はダスティン・ホフマン 、アンディ・ガルシア、ジーナ・デイビス。これはあらすじをいってしまうと面白くなくなるので省くが、こそ泥役のD・ホフマンは、はまり役です。「ビューティフル・マインド」は実在する数学者ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)の統合失調症に悩みながらノーベル賞受賞までの半生を描いた作品。ラッセル・クロウは名演だった。
 つまらないバラエティ番組を垂れ流すTVを惰性でみるよりはましだが、DVDは一旦見出すと止まらなくなるのが難点だ。老眼鏡を忘れてしまい表紙のタイトルだけで3作選んだが、どれも良かった。しかも旧作で半額(90円)、270円で幸せ気分になれた。

1月13日
太ったおかげで雪すかしがツライ。
 今度の雪は湿気を含んでいるので重く、少し動いただけで息が切れ腰が痛い。しかも今朝はゴムのゆるんだソックスをはいてしまったので、動いている間に少しずつずりおち、長靴の中でかかとが半分出てしまい、寒い思いをした。
 iTunes内の曲をiMacに移動中HDが故障して「米朝落語全集」などが取り出せなくなり、レンタル店で借りるのもシャクなので、それを持っているT先生へメールをしたら連休に帰省するのでその時にと約束してくれ、雪の中にもかかわらず、昨日持ってきてくれた。千葉大へ赴任してまだ半年なのにこの雪をみてガックリしていたが、米国へ3年間留学した時以外は金沢から出たことのない先生なので、冬の東京の生活を経験したらガックリする気持ちはよく分かった。

1月14日
股引は持っていない。
 私はどんなに寒くても股引ははかないし、長袖の下着も着ない。電気毛布は寝床に入ったらすぐに消す。朝の着替えはストーブがなくても大丈夫で「寒さってなに?」というような生活をしている。
 この時期、足を組んだときにズボンの裾から股引が見えるのは、相手の年齢に関係なく「このジジイめ」と思うほどで、股引やステテコは自分の美学に合わない。
 かつて2月の新幹線の中で、通路を歩く女性がスタイルと顔から受ける印象のためだったかも知れないが、コートをサッと脱ぐとノースリーブのワンピース姿で「格好イー」と思ったことがあったが、私の場合半袖を着ようものなら、かなりの高率で「このデブの暑がりが」と思われるに違いない。

1月15日
地デジもない。
 TVの右上の「アナログ」という文字が目障りだ。2011年7月にアナログ放送が終了することは、いわれなくても分かっている。また地デジに移行するスピードが遅いのを景気のせいにしているが、投資に見合う価値がないから買い替えないという人が多いのだと考える。
 仕事を終えて家に帰ると、バラエティかクイズ番組のオンパレードで、誰かが国民を洗脳し、重大な問題から関心をそらせようとする陰謀ではないかとさえ思ってしまうが、いかがだろうか。
 つまらない番組を垂れ流しするTV局に対して「まともな番組を腰を据えてつくれ」といいたいが、視聴率だけを競い、CM収入の上に安住してきたツケは大きい。

1月16日
Appleショップ(100満ボルト金沢店・野々市)
 昨年9月にオープンしたとは知っていたが、普段は「パソコンの館」で用が足り、ネットでも情報が入る.。今のiMacもアップルストアでネット購入したほどだ。しかし新しい17インチMacBookProを早く見たかったし、ILLUSTRATOR CS4があれば買おうと寄ってみたがどちらもまだなかった。HPでは「Appleの専任スタッフが、どんな質問にもお答えします。さらに店内には、Mac対応のソフトウェアやアクセサリも豊富に取り揃え、お使いのMacを持ち込んでサポートを受けられるコーナーもご用意しています」とあったが、スタッフは不在でソフトはOSとMSオフィスが置いてあるだけでやや失望した。
 「日めくり日記」で私がMac、Macといつも言っているので「どんなもんやろ−」と興味を持たれた方は一度行ってみてください。触った瞬間、異次元の興奮を感じること間違いありません。

1月17日
NHK金とく「白山・四季の物語」
 8時からなので一応録画予定にしていたが、気持ちが落ち着かず早退してチビチビやりながらみた。山里に暮らす人の視点から見た白山の魅力という構成は素晴らしく、最後の天然ナメコの群生には思わずゴックン。また一里野温泉からの加賀禅定道の紹介は参考になった。 これまでに砂防新道、観光新道、平瀬道、岩間道、釈迦新道、別山道を歩いたが、今年は加賀禅定道を試して「百四丈滝」の絶景をみてみたい。高所恐怖症で剣岳のように岩がケンケンで切れ落ちているところは無理なので、ゆるやかに包みこまれるような白山の風景は私向きの山でありがたい。

1月18日
今度はハズレ
 「クリムト」、「マリー・アントワネット」、「プロヴァンスの贈りもの」の3作。クリムトの絵画は興味があったので楽しみにしていたが、内容が暗すぎて当時の退廃的な世界だけがクローズアップされていた。「マリー・アントワネット」はまったく面白くなかった。「プロヴァンスの贈りもの」は、前にピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』と『南仏プロヴァンスの木陰から』を読んで、豊かな自然、上質のワインと料理など私の住んでみたい場所の筆頭で楽しみだったが、中途半端なラブストーリーだった。これから最後の「麦の穂をゆらす風」を観る。

1月19日
「麦の穂をゆらす風」
 重い映画だった。長い間の英国支配の弾圧から、独立を求めて戦うアイルランド人のレジスタンス活動を描いたものだが、アイルランドにとって不十分な休戦条約を批准した後に起こる仲間同士の内戦は悲惨で、幼なじみ、兄弟といえども敵味方になる。出演者はいかにもアイルランド人という風貌ばかり。民族の尊厳を銃で弾圧することは不可能だということをリアルに表現していた。
 原題は"The wind that shakes the barley"でbarleyは大麦のことだが、電子辞書をひくと「貧しい人の食物の象徴」ともあり、ふと荒涼とした国土にもかかわらず誇り高く生きるアイルランド人の姿を描いた司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」を想い出した。2006年カンヌ映画祭、パルム・ドール受賞作。

1月20日
泉野図書館へ
 DVDを見終わったので今度は本。阿刀田高「ものがたり風土記」「続ものがたり風土記」と小川洋子「ミーナの行進」の3冊を借りてきた。「ものがたり風土記」は書店で文庫が出ていて買おうと思っていたので、ハードカバーを見つけラッキーだった。「ミーナの行進」は読売で連載されたものだが、当時は全く無視。作者の小川洋子が日曜の10時からFMで分かりやすく毎週1冊本を紹介している番組があり、通勤途中に車で聴くことが度々あり、真面目で控え目な文学少女がそのまま大きくなったような話しぶりに、1冊くらいは読んでみようかと思った次第。
 夕食後フトンに入って読み始めたが、20頁ほど読んだところでどうも文章のタッチやストーリーの進め方が村上春樹と似ているが、彼ほどの力量は感じられず54頁で本を閉じてしまった。最初に読む本ではなかったかも知れない。申し訳なく思う。

1月21日
オバマ米大統領就任式
 昨夜はサッカー(対イエメン)を見た後、本を読んでいたので、今朝初めてTVでみた。ちょうどその時、Aretha Franklinが歌っているところだったが、貫禄のある体型になっていたのには驚いた。出勤してネットで検索するとYOU Tubeで、超ミニ姿でバカラックの"I Say A Little Prayer"を歌う映像を見ることができた。私の知っている彼女だった。
 米大統領就任式はケネディのときからずっとみているが、政治が正しく政(まつりごと)で、政治家がいまや家業になり果てているわが国の現状と比べて大きな落差を感じてしまう。そのケネディが就任した1961年にオバマが生まれている。そしてかれは私の一回り下の丑年になる。関係ないか。

1月22日
一夜明け
 地方紙の朝刊は就任演説の訳文が掲載されていたが、出勤して読売をみると英文と対比してあり参考になりそうだ。これを作り上げたのは27歳のスピーチライターだとネットなどで報じられているが、用意周到に情報を収集し、11月中旬から「米国の再生」というテーマに取り組んだという。
 それに比べ国会で首相の「漢字テスト」をしているようではこの国の将来は心配でしかたがない。心配といえば先日見たNHKスペシャル「女と男」でY染色体が滅びるというテーマのほうがもっと心配だ。チンパンジーの精子は非常に元気だったが、人間のはヨロヨロだった。ある先生に聞くと「あれは極端やが、チンパンジーみたいがもおる」とのことだったが、神は歴史に学ぼうとしない人間のY染色体に滅亡に至らせるための装置を与えていたのであろうか。

1月23日
阿刀田高「ものがたり風土記」「続ものがたり風土記」
 風土記というだけあって地方別に風土・産物・文化その他の情勢を記したものだが、あらゆる資料を駆使して「現場検証」するという旅で、「小説すばる」に1999年に連載されたもの。一巻目は滋賀(4か所)、鹿児島(3)、新潟(4)、東京(1)でこれに要した文献は134もあり巻末に掲載されているが、ネット検索もまだ充分に普及していない頃、これらを下調べして旅に臨む著者の博学多才ぶりには驚くばかり。ちょうど「サライ」が良寛の特集を組んでいたので読み比べてみたが、こちらは良寛の前半生の謎に鋭く迫っている。私も学生時代に読んだ唐木順三の「無用者の系譜」から「寺泊」水上勉全集まで10の文献を引用して解釈を試みている。
 もはや錆び付いてしまった知的好奇心をグリグリ刺激してくれるし、ユーモアもたっぷり、まさに「恐れ入谷の鬼子母神」的な本だ。

1月24日
阿刀田高氏は昭和10年生まれ。
 作品中に「昭和二十年を境にして知識に断層がある。常識が異なっている。(略)神武、綏靖、安寧、懿徳、孝昭、孝安、孝霊、孝元……くやしかったら言ってみろ」という件があり、戦後生まれのワシらにケンカを売っているようなところがある。綏靖と懿徳には(すいせい)(いとく)とルビがふってあり調べてみると(すいぜい)とあったがいかかだろうか。
 揚げ足取りはともかくこの年になってようやく氏の作品を味わう資格ができてきたと思うが知識の差はあまりにも大きい。しかし「無用者の系譜」の題名を聞いて、忘れかけていた何かに火がついたような気がした。たしかこの本は引っ越しの時に捨てきれず物置の段ボールに入っているはずだが20年以上そのままになっている。「続ものがたり風土記」に入った。

1月25日
図書館の本は初版本がなぜか多い
 今回借りた3冊はすべて初版だった。学生時代は初版本は古本屋に高く売れるので、有名作家の初版本は帯を外して、汚さないように丁寧に読んでいたものだが、帯をハラリと外してから読むクセは今でもなんとなく残っている。以前ある教授からねじめ 正一著「シーボルトの眼」をお借りして読んだが、最近面白い本がありますかと質問すると、飯嶋和一著「出星前夜」を勧めてくれた。お借りすると、千二百枚の大作。しかし8月に出版されたが12月でもう3刷となっていた。本の帯をシュルシュルと解き、くるくる回してあ〜れ〜…(時代劇では腰元の場合が多いが、なぜか両手をあげて協力しているようにみえるのはなぜ)というときの殿様と同じ興奮がある(経験はないが)。ちなみに本の帯はワシらの業界では「腰巻き」ともいう。ヤーラしい業界である。

1月26日
適度のアルコールは身体に良いらしい
 今朝のCNNのトップニュースで米国人男女4200人のデータを分析(平均年齢60)した結果。日常的に少量または中程度のアルコールを摂取していた人は、まったく飲まないグループや大量に飲むグループと比べ、5年以内に介護が必要となるなどの障害を負ったり死亡したりする率が23%低いことが分かったという。「少量または中程度」とは、週に15杯未満、1日に5杯未満(女性の場合は4杯未満)の酒を飲むグループ。過去1年間に飲んだのが12杯未満だった人は「まったく飲まない」、週に15杯以上または1日に5杯以上飲む人は「大量に飲む」と分類された。しかしなにを1杯とするか説明がなかったが、これで木村先生や私の日常の実践は正しかったことが証明された。

1月27日
007慰めの報酬(QUANTUM OF SOLACE)
 トータルで22作目になるが、前作「カジノ・ロワイヤル」でボンド役がダニエル・クレイグに代わってから、ニコリともしないニヒルな役柄になり、ダニエラ・ビアンキのような美女のボンドガールも登場せず、突拍子もない秘密兵器もなくなり、キチンとしたハードボイルドの作品に仕上がって俄然面白くなってきた。スピードのある展開で敵味方が激しく入り乱れるので、真剣に観ないとストーリーを追えなくなるほどだ。24日に公開されたばかりなのでまだの方のために内容の紹介は省くが、もし「カジノ・ロワイヤル」を観ていない方はDVDで先に観たほうがいい(これはそれの続き)。
 ところで007を観るたびに、当時世間では「ゼロゼロセブン」といっていた時代に英語の授業で天川先生が「正式にはダブルオーセブンよ」と微笑みを浮かべていわれたことをなぜか思い出す。

1月28日
「続ものがたり風土記」読了
 「続」は岩手(3)、東京(1)、徳島(3)北海道(3)、広島(2)の構成。最終章の広島(2)は県北の庄原市と三次市を訪ねるが庄原市で倉田百三に敬意を表したとあり、「出家とその弟子」「愛と認識との出発」を引用しながら散策する件で「神々しいほどの理想主義が戦後の現実とあまりにもかけ離れていまい、昔日の権威を失ってしまったけれど、…」と現代における倉田百三の評価は的確だ。
 私も学生時代に「愛と認識との出発」の中の一節「愛は欠けたるものの求むる心ではなく、溢るるものの包む感情である」を机の前に貼っていたことを思い出してしまった(若かった)。「ものがたり風土記」の2冊を読んで、訪れたことのある土地の話で思わず膝を打ちたくなる気持ちになったり、古今東西の名作のガイドブックにもなり、予想外の楽しい旅をさせていただいた。続きが出ていないのが残念だ。

1月29日
TVドラマ「疑惑」の疑惑
 24日土曜午後9時から観た方も多いと思うが、松本清張の「疑惑」は不勉強で知らなかった。内容がイマイチ納得できなかったので、図書館へ本を返したついでに検索してみると松本清張小説セレクション短篇集のなかに「疑惑」があったが時代劇だった。不思議に思いさらに調べると元々は「昇る足音」というタイトルだったが単行本にする際「疑惑」になったらしい。
 文庫本(文春)があることが分かり買ってきたが、100頁余りの短篇で、2時間ほどで読み終えた。金沢が舞台なのに室井滋(富山出身)の新聞記者の富山弁に違和感を感じていたが、原作の舞台は富山市だった。しかしドラマは金沢に設定したのなら方言の違いを考慮して欲しかった。読んでみて「昇る足音」の意味もわかり、気になっていた疑問も氷解した。原作の出来は素晴らしいが、今回の脚色はずいぶん違うものになっていた。82年に映画化されDVDも出ているようなのでそれも観てみたい。

1月30日
水曜日に本を返したとき、またも
 阿刀田高のエッセイ「短編小説より愛をこめて」「陽気なイエスタデイ」「小説工房12カ月」と「松本清張小説コレクション32巻短篇集1」の4冊を借りてしまった。これまで私が読んできた作品は、必読書とされたものや書評で判断したものが多く、教養のためと背伸びをして我慢しながら読んだものがかなりある。国語の授業も身が入らず退屈に感じていたものだ。氏のエッセイによれば、読書は好きなものを好きなだけ自由に読んで結構、まず読書が好きになることが、その楽しさを知ることが肝要と説かれており、私とは比較にならないほどの読書量をこなす方からいわれれば、なるほどといわざるを得ない。しかも的確な作品の評価には舌を巻く。ならば氏の指摘された作品を味わってみようという気になったのである。ちなみに「松本清張小説コレクション」も氏が編集したものだった。

1月31日
松本清張は短編が面白いと阿刀田氏はいわれる。
 借りてきた「松本清張小説コレクション短篇集1」には有名な「張込み」をはじめ13作収録されているが、毎晩寝る前に1、2つを読むとちょうど眠くなる。また食後に本を読むと決めていると晩酌をほどほどにと考えて飲む。最初に今日は「コレ」だけと宣言しておかないと、清涼飲料水→酒 or 焼酎となるので注意が必要だ。
 「短篇集1」は半分以上読み進んだが、たしかにストーリーの展開と心理描写は見事だが、氏が言うほどのことではないように感じる。「短編小説より愛をこめて」「陽気なイエスタデイ」のエッセイはそれぞれ1日で読めた。また並行して読んでいた島原の乱を題材にした長編「出星前夜」も読み終えた。まあこんなものかなあという印象。今週はよく読んだ。

2009年5月1日金曜日

体重は変わらず。

 4月の記録をみてみると、64〜65kg台を行ったり来たり。毎月1kg減らす予定ではじめたので本来なら61〜62kgになっていなければならないのに変化はない。飲み会以外は酒の量を意識しているのに、摂取カロリーと消費カロリーが同じという結果をみると食事の量だけでなく内容も検討しなければならないようだ。月に1kgは簡単だと考えていたが、それなりの努力が必要、要するにもっと動けということだろう。
 少し時間がかかったが、飯嶋和一「雷電本紀」を読み終えた。背丈6尺8寸、体重46貫の筋肉質の巨人、生涯わずか10敗の史上最強の力士。飢饉や火事などの災害に見舞われた天明、寛政年間、雷電爲右エ門の活躍は生活に苦しむ民衆の喝采を浴びたようだ。取組の場面は手に汗握る迫力の連続だった。しかし相撲取りの伝記を読んでいたせいで、飲み食いに寛容だったのかも知れない。